NYの夏は短い。昼間はまだ暑い日々が続くだろうけど、朝晩は結構涼しい非常に快適な気候だ。
8月に入って初めての週末。土曜日の突然の豪雨はトンでもないほどだった。雷が落ちたわけではないが隣の家の木が突然倒れ、道を遮断した。たまたまギリギリでうちには全く影響は無かったが(木が丁度隣家の目の前の道の電線を薙ぎ倒したのみで、何故かうちは停電も無かったし、車も普通に出せた)、木の倒れる向きがうちを向いていたら、間違いなくうちの家は倒壊していたと思われる。
今日日曜は快晴。朝から2時間ランを計画していた。実は、暫く右ひざの調子が思わしくなく(歩くとき、時々痛くなる)、走るのをストップしていたのだが、昨日辺りから痛みが余り出なくなってきたので、ゆっくりと2時間ぐらい試してみようと思ったのだ。31日には新メキシコ・マラソンを控えているので、いくらタイムは気にしないとはいえ、取りあえずの目標として4時間以内では走るようにはしておきたい。目標が全くないと人間はとことん怠慢になる動物である。だから達成できなくても目標だけは明示化しておくのがコツだ。
走り始めても取りあえずひざの調子は良かった。暫く走っていないこともあって、脚も非常に軽い。スピードを上げてみても呼吸もあがらない。2時間の予定を変更して、検尿ダムまでの往復をすることにした。ブロンクス河公園道は木陰の部分が多く、とても涼しかった(風が吹けば寧ろ寒さを時折感じるほど)。汗の量も大したことなく、スピードにも乗って、あっという間に検尿ダムに着いてしまった。
帰り際、アメリカ人の親子がいて自転車の練習をしていた。とても小さな女の子で、自転車の操作も怪しいものだった。お父さんが後ろを支えていたのだが、自分が横を通りすぎようとしたとき(歩道の端っこで見守った)、お父さんは手を離し、子供は歩道一杯に自転車をふらつかせながらも、お父さんの助けなしに一人で自転車を漕ぎ続けるようになった。そう、自転車に一人で乗れるようになったのである。その瞬間、お父さんと目が会ったが、とても嬉しそうだった。自分もつられてとても嬉しい気持ちになった。
ブロンクス河公園道の北コースは帰りの方がどちらかというと下り基調になっているためか楽に感じる。ハーツデール駅を過ぎて100号線(中央公園通り)まで出ればあと1マイルちょっとで家まで着く。ところがここからが大変なのである。家までずっとなだらかな上りなのだ(その上り方はNYCの女王様区橋に良く似ている)。多少重くなってきた脚を何とか前に踏み出し、最後まで走り続けた。人間はその気になりさえすれば、出来るものなのである。それを実感した今日の早朝ランであったのである。
普段2時間半以上も走れば汗だくだくで嫌になってしまうものだが、最後まで大した疲労感も無く、練習を終えることができた。8月と言えば日本は猛暑日が続くものだが、NYの夏は短い。昼間は暑くなっても日差しが真夏のそれとはちょっと異なってきたような気がする。ちょっと気が早いかもしれないけど、早くも短い夏の終わりを肌で感じてしまった今日この頃なのである(”あっちー”と感じた瞬間は一時もなかった。1-2ヶ月前の華氏100度近い最悪の気温、そして蒸し暑い日々が嘘のようだ)。