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走れけに~

Author:走れけに~
まだ若かりし頃、世界を代表する公認会計士を目指して、1990年に単身NYへとやってきたのがつい昨日のことのようです。仕事(会計士)への情熱は在米17年の間にすっかりと醒めてしまい、余生をどうやって楽しく送るかが今の最高関心事であります。そこで出会ったのが、まさにフルマラソンの世界なのであります。誰に褒められる訳でもなく、貶される訳でもなく、怒られる訳でもなく、全て自己完結な世界なのであります。走って何が楽しいのか、とよく聞かれます。兎に角無条件に楽しいのです。楽しいものに理由・説明など必要ないのです。何はともあれ、走れけに~!

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金曜の夜は、NYマラソン中毒患者の会の新年会であった。ランニング、マラソン、トライアスロン、等に高ずる日本人が集まる貴重な場である。自分は12月の忘年会に参加することが出来なかったから、尚更楽しみであった。写真は当該サイトに詳しいので、そちらに任せるけど、皆生き生きとしてランニングを語り合った。あっという間に3時間以上が過ぎてしまった。趣味が一致する仲間と一緒にいるのは楽しいものである。
そんな楽しみから一夜が明け、今日はロッキーズで3時間走ろうと意気込んで行ってみた。よく考えたら、明日の日曜はマンハッタンハーフだった。レース前日にハードなトレーニングをするのは中毒度が軽度の自分には無茶すぎると走りながら自分自身を説得し、いきなり方針変更。その代わりロッキーズの近くの高校トラックに行き、800メートルを3本こなして元に戻ってくることにした。
高校へ向うのもちょっとは遠回りしてゆっくりと45分ジョギング。本当は5本はやらないと効果はないのだろうけど、明日を考えたら3本が限界かなと思っていた。
まず1本目。既に45分のジョギングで疲れ始めているのか、それとも矢張り体重か、1周目2分丁度。余りにも遅すぎて気絶しそうになった、が気を取り直して2周目。1分48秒。3分48秒。一生懸命走って、このタイムは何なの…。2本目。偶然なのか必然なのか、1周目も2周目も全く同タイム1分48秒で3分36秒。ちょっと改善。でも1分45秒はせめて切らないと…。でも2本でどっと疲れてしまった。3本は最低でもやると決めた以上やらないと男じゃない。でもこれ以上疲れたら明日のレースが…。心の葛藤はあるものの、こんな程度で疲れたとかいっている軟なランナーだとは情けない。辛い時こそ、トレーニングして初めて効果があるものと信じて、3本目。1周目今度は1分49秒。遅くなった。2周目を1分45秒で走って有終の美を飾ろうと一生懸命走った(自分としては…)。1分46秒…。遅すぎ。でもちょっと何かを乗り越えたかな、と満足もしている。帰りは速めのジョギングで帰ってこれたし、上りは意識的に脚に負荷を与えようとした。結構脚に堪えるトレーニングになっちゃったけど、たまにはこういうこともしないと、いつもLSDだから息も苦しくならないし。要はメリハリのある練習を心がけようとしたわけだ。でも、体重は相変わらずだろうなぁ…と焦る今日この頃である。
さて、新年会に話を戻す。それぞれが何らかのスピーチをし、お宝を見せるのであるが、全てがPricelessの大切なものばかりである。人それぞれが、それぞれの人生を歩み、それぞれの夢を見て生きている。そしてマラソンという共通項を通してつながっている。人は決して一人で生きているのではないのである。仲間と共走しているのである。自分には人前では恥ずかしくて言えないお宝がある。これは思い出だけなので人様にお見せできるような代物ではないけれども、今の自分の基礎になっている大切な思い出だ(もうこれは既にブログで記しているかもしれないけど、原点に戻りたくてあらためて簡潔にではあるけれど記すことにした。新年会で発表できないのは恥じらいもあるし、話せば長い話になってしまうと思ったからだ)。レースに出る時はいつもその時のことを思い出して自分を勇気付けている。それは昨年5月に遡る。場所はノースダコタ州ファーゴ。実はサブ4を既に達成していたものの、その後いつも3時間50分台が続き、3時間50分切りが当時の目標だった前年のルート66マラソンでは惜しくも2時間50分10秒前後だったと記憶している)。そのレースでは某夫婦とご一緒させていただき、調子はそんなに良いわけではないものの冗談で一応3時間49分59秒を目標とした。ファーゴマラソンでは3時間40分、50分のペースメーカーがいた。スタートはご夫婦と一緒に前の方であったが、当然自分にはそのスタートでのランナー達はちょっと速く、スタート直後どんどん抜かされ(マラソンはスタートで速く行って上手くいったことなど一度も無いので、初めの数マイルはいつも慎重にゆっくり目に行く)、3時間40分のペースメーカーにはさっさと抜かされた。それにとりあえず付いて行くのは不可能なことではない。でも目標はあくまでも3時間50分切りである。無茶なことはしない、これがマラソンの鉄則だと思うので、自分を信じて自分のペースをあくまでも守ることに集中した。幸いにもコースは完全といっていいほどのフラットコース。一度のったペースはこの日は余り落ちなかった。3時間50分のペースメーカーに抜かされると言う一種の恐怖はあったけれど、その気配は全く感じられず一度後ろを見る機会が会った時に、程よく数百メートルぐらい後ろに団体となっていることが確認できた(結局、最後までこのペースメーカーには抜かされなかった!)。自分はペースメーカーについていくランナーと一緒にいると連帯感を強く感じるし大好きである。殆どの人はお互いに知らない人である。出身、人種、性別、年齢、職業、…全て異なる人達がある目標(ここでは3時間50分)を目指して、一緒に頑張るのだ。一人落ち、二人落ち、最後には数十人の団体が数人も残らない。でも終わったあとはお互いの健闘を称えあう喜びがある。さて、自分はハーフ通過地点で1時間55分をほんのちょっとだけ超えていた。後半はネガティブスプリットで行かないと、3時間50分切りは達成できない(ギリギリだということがハーフの地点で現実として自分に圧し掛かってきたのであった)。でもこの日は何故かダイジョウブだった。それはゴールで夫婦が待っていてくれるからだった。案の定、後半はペースが落ちるどころか、多少ペースが上がり(といっても1マイル毎に数秒なんだろうけど、この数秒が実に大きいのである。マラソンの世界では自分のような鈍足ランナーでも僅か1分以内の攻防を巡って頑張れるという機会が実際にあるのである)、20マイル以降の壁も殆ど感じず(といっても確か22-23マイルくらいでエネルギーが切れそうになり、アミノバイタルを口にしたような気がする)、目標に向ってまっしぐらというのはまさにこの時のような状態をいうのであろう。日常のこと、仕事のこと、全て忘れて頭は3時間49分59秒だけになっていた自分だった。最後の数マイルでも8分後半のペースが保たれ、25マイルでは自分の中では3時間50分切りという長いトンネルから抜け出して光が差し込んできたように、目標達成を確信していた。26マイル地点では一人喜びに溢れていた。この大会のゴールはイベント会場の中にある。中ではゴール直前のランナーの映像が映し出されていた。タイムが3時間49分になっても自分の姿は見えなかったらしく、ご夫婦はヤキモキされていたと言う(あと1分しかない)。自分は絶対ダイジョウブと既に確信していたけれど、応援してくれた夫婦にはその時点ではわからなかったわけだ。最後はラストスパート!ネットで3時間49分23秒。30秒余りの余裕を持ってゴールできた。滅茶苦茶うれしかった。挫折だらけの人生だけど、一度くらいはやり通したかった。それが出来た。自分でも頑張れば目標を達成できる。それを強く感じた瞬間だった。夫婦の前では泣けないけれど、自分にとっては心の中で(自分はこのフレーズが好きである)うれし泣きを流し、そして生涯忘れえぬ心の勲章となった。ところで自分のお宝はこのことではない(ここまで引っ張っておいて実は違うのである)。自分にとっての本当のお宝は、ゴールした瞬間に近寄って夫婦師匠に言われた一言だ。”よかったね”と。自分にはこの一言が最高にうれしかった。自分には見てくれている仲間がいるんだと。実にこれが生涯最高のお宝なのである。(ね、話せば長いでしょ…)
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コメント

この趣味(本職?)を共有する人のみに分かるお宝の価値ですね。「自分には見てくれている仲間がいるんだと」、名ゼリフです。胸を打つお宝の話です。

ブログ復活おめでとうございます。今度トラックのワークアウト一緒にしましょう。

私のお宝

いいレースでしたね。
ヤキモキはしませんでしたが、ドキドキしましたe-51
けに~さんの、自信と喜びに満ち溢れた力強いラストスパートは、とても感動的で今も脳裏に焼きついています。
あの瞬間を共有させていただいたことに感謝です。
これからもヨロシク~~v-421

ちなみに、私のv-319お宝は"夫"です(フナティさんの真似!)な~~んて、カッカッカッカッ、嘘ですよ~~~!!v-8

お宝=妻???…。年取ると無形なものに思いを馳せてしまうようです…。

趣味でのお宝を発表しあうなんて楽しそうですね!私にとってはゴルフのお宝は何なのだろう?

ゴルフのお宝

自分にとってのゴルフのお宝は、生涯最初で最後になりかけている、前半8パー、1ボギーの37で回れたことがあることでしょうか(いまでもその時の状況が目に浮かびます。でもそのスコアカードは残ってませんが…)。70台を出す最後のチャンスだったのに、後半乱れまくって47(トータル84)になってしまったことが悔やまれます。一緒にまわったシングルの人からは、1度このスコアが出れば、何回でもでるから、といわれそれっきりハーフ30台は1度きり(しかもギリギリ39)しか出てません。もうかれこれ10年ぐらい昔のこと…。

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