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走れけに~

Author:走れけに~
まだ若かりし頃、世界を代表する公認会計士を目指して、1990年に単身NYへとやってきたのがつい昨日のことのようです。仕事(会計士)への情熱は在米17年の間にすっかりと醒めてしまい、余生をどうやって楽しく送るかが今の最高関心事であります。そこで出会ったのが、まさにフルマラソンの世界なのであります。誰に褒められる訳でもなく、貶される訳でもなく、怒られる訳でもなく、全て自己完結な世界なのであります。走って何が楽しいのか、とよく聞かれます。兎に角無条件に楽しいのです。楽しいものに理由・説明など必要ないのです。何はともあれ、走れけに~!

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今年のNYCマラソンでのPR達成(打倒HG)はスタートで無残にも飛び散っていった…。
嫌な予感はしていた。朝起きたときから、右上半身(特に背中の肩甲骨の辺り)に痛みがあり、腕振りが出来ないかもしれないな、と心配していた。途中で痛くなっては嫌なので、腕を庇ったぎこちないフォームで走ってしまった。それでも、ハーフ過ぎまでは順調だったし、予定よりも数分遅れだったから、後半盛り返そうとしたけど、気持ちばかりが焦って、後半見事に沈没…。しかも気力が萎えて途中で歩き出してしまう始末。情けない…。
スタートはグリーンスタート。これが最悪だった。3時間40分のペースチームの一員ということもあって、ペースリーダーの側に陣取ったつもりだった。今年は事前に、グリーンスタートはヴェラザノ橋の下が工事中なので、ウェイブスタートになる告知はあった。でもネットタイムで計測されるから、問題ありませんよ、との告知だった。NYRRに見事騙された自分だったのである。10時10分になり、オレンジ・ブルー・スタートのランナー達が次から次へとスタートしていく中(自分は何年か前にオレンジの最後尾からスタートをしたことがあったが、そのときでさえ15分以内にスタートできたので、今回は精々5分遅れぐらいかなと楽観視していたのがバカだった)、グリーンスタートの自分は5分経とうと10分経とうと一切動かない。それもそうだ。グリーンからスタートしていくのは、1回のスタートで1000人もいない(精々数百人単位)。周りのアメリカ人たちはざわつき始め、険悪な雰囲気すら漂う。オレンジスタートでスタートから歩いている人が大勢いる中でなぜ俺達はスタートできないのだ、余りにも不公平だ!と。漸く自分の順番がやってきた。気が付くと3時間40分のリーダーがあっという間に先に行ってしまっていた。工事中ということもあって、なかなか近づくことが出来ない。あっという間に見失い、彼には最後まで逢うことが出来なかった…。でもそのときは、どんどん追い抜かせばいいのだから、それも楽しみの一つだ、と能天気な自分だった。でも、このスタートの遅れ(実際15分半以上遅れた)が後でとんでもなく取り返しのつかない事になるなんて思いもよらなかった。
ウェイブスタートだったから、1回あたりにスタートできるランナーも少なく、おおよそNYCマラソンとは思えないスタート。前に引っかかることも無く、スイスイいく。ヴェラザノ橋はNYCMの全工程の中で最も傾斜が激しい場所であり、ここで如何にエネルギーをキープできるかでタイムが大きく影響されるといわれる。いくらネットタイムとはいえ、スタートの遅れを少しでも取り戻そうという意識が働いてしまったようで、最初の1マイルが8分52秒(9分強で行こうと思っていたのに…)、下りになる2マイル目が7分41秒だった(この時点でもう自分のレースは終わってしまったのかもしれない)。HGを打倒するには、1マイル平均8分33秒で行けば達成できる。前半の貯金はミニマムでも後半必ず盛り返せるはずというのが作戦だったのだけど(そのために、多くのマラソンを経験してきたのではないのか…)、スタートの遅れを取り戻す方が心理的に先に働いてしまった…。スタートの遅れはそれでも3マイル地点まではネガティブには働いていなかった。ブルックリンの4thアベニューに差し掛かったとき、あれヤバイ!ってことに漸く気が付いたのだ。そうなのである。オレンジスタートはまだ左側を走っている。でもブルースタートは自分のグリーンスタートと合流する。ブルースタートの遅いランナーが前を走っているのだ…(自分は彼らより15分遅くスタートしている。従い4時間、4時間15分を目標としているランナーの後ろについてしまったのだ…)。焦るな!と自分に言い聞かせるものの、そんなの無理だ。そうでないと、サブ4すらも達成できない。遅いランナーを抜かす方法は、端っこを走るしかないのである。でもその端っこすらも歩いているランナーを沢山見かける。その度に自分も立ち止まり、そして空いている空間を見つけようとするが、ファンラン感覚で走っているランナーが余りにも多くて、抜かせない…。自分は半べそをかきそうになりながらも、一人一人を掻い潜るようにして、時には細い空間に上半身を捻らせたり、無理やりこじ開けるようにして抜かしていった。右上半身の痛みは腕を振らないような走りを続けている限り痛みは殆ど無い。でもランナーを抜かしている間、上半身のバランスを崩しながら行かねばならなかったこともあって、正直とても辛かった。ましてや、8マイル以降はオレンジスタートのランナーとも合流し、道も狭まり、とてもじゃないが抜かすことは不可能に近かった…。それに、1マイル置きにある給水場であるが、皆立ち止まってしまうので、前に進めず泣く泣く自分も歩くしかなかった。何度もランナーにぶつかりながらも、一歩一歩進むしかなかった。こんな辛いNYCMは初めてだった。でも自分も嘗てはそうだった。ブルックリンで端っこを歩いていた時代もあった。そのときは、後ろから邪魔だからドケ、と罵られたこともある。今は自分が逆の立場になってしまったのかもしれない。でも罵るわけいかないし(だって自分の昔を否定することでしょ)、マラソンは速く走ればいいわけでもないこともわかっているから、じっと我慢していたら涙が溢れてきていた。
自分にとってのレースは、19マイルで終わった。その時点で、脚が完全に止まってしまった。遅れたスタートを取り戻そうとして、無理してジグザグに抜かしていったせいなのか、それとも右上半身の痛みを庇った変なフォームで走り続けたからなのか(脚力のみで走った)、急に脚が止まってしまったのだ。ペースもいきなり10-11分ペース。暫く、壁にぶつかっていなかっただけに、とても辛かった。遂に、禁じての歩きをしてしまった自分…。いっそのこと、5時間いっちゃおうかなと思っていたら、22マイル地点くらいで日本人の方に、ゆっくりでいいから走りましょう!と声を掛けられ仕方なく走り出した。意外と走れるものだ。最後まで歩いてしまおうかとか弱気になっていた自分だったけど、その後も遅いものの気分よく楽しめた。惜しむらくは、途中で某旅行代理店の若い女性がヤクルトを配っていたのだがこれをもらい損ねたことか…。
今年のゴールはもうタイムも諦めていたので、至って気分よく、人が来ないのを見計らって、ゆっくりと歩きながらそしてグリコをして立ち止まった!タイムは人には自慢できないけれど、終わってみれば楽しいの一言である。終わりよければ、全て良し!
走っていると、日本の国旗を時折見かけた。日本人から或いは日本語での応援ほど有難かったものはない。日本人に生まれてよかったと思える瞬間である。今年もKenji・Japanと書いて胸に貼り付けて走ったけど、これはますます効果絶大である。勿論、日本人だけでなく多くの方からの声援を受け、勇気・元気をもらうことができ、感謝している。
INGがスポンサーになってから、商業主義が蔓延ってしまったNYCMであるが、もうそろそろ原点に戻った方がいいかも知れないと思った。これだけ参加者が増えてしまうと、これが精一杯なのかもしれないけれど、もう限界が来ているような気がする。オーガニゼーションの拙さ(特にグリーンスタートのこれ程までに酷いマラソンは今まで無かった)、EXPOのショボサ(今回、試供品が少なすぎ!応援者用のボードが1枚もなかったのはどうして?どこのブースも閑散としていた。昔のNYCMって記念Tシャツだけでも物凄く種類があって、選ぶにも楽しみながら苦労していた気がするけど、今は欲しいと思わせるものが無い!)、ゴール後の荷物のピックアップ(歩かせすぎ!)、食べ物の酷さ(何じゃ、あれは!バナナすらも無いとは…)、メダルの酷さ(子供にすら毎年ワンパターンってバカにされる始末)、などなど…。でもでも、ボランティアの素晴らしさ、沿道の応援・声援の素晴らしさ、は流石はNYCMである!流石は世界に誇る市民マラソン大会である!今年HGを打倒して、今後はタイムに拘らないでNYCMをたっぷり楽しもうと思っていた自分だったけど、またお預けになっちゃった。来年また再挑戦します!

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コメント

ケニ~さん、お疲れ様です。今回は、ラインアップからスタートまでの時間、ご一緒させていただきありがとうござました。NYCMって何回走っても、満足できない結果で終わってしまうと感じるのは、私だけでしょうか。スタートまでの時間色々と話しておりましたが、ケニ~さんのおっしゃるとおり、今回のWaveStartはかなりひどいと感じましたし、年々非常に走りにくくなっていると実感する次第です。時計を持って走らない自分は、道路標示だけが頼りなのですが、自分が一体何分遅れてスタートしたか、スタートの興奮で、すっかり分からなくなってしまい、その結果、自分がどのペースで走っているかも分からなくなり、ハーフでの表示が2時間以上だったときは、一体どうしたらいいのか本当に分からない有様でした。(すみません、時計を買います。ケニ~さんの時計なんていう時計でしたっけ?)また、後ろから出れば、抜かす楽しみがあると話しておりましたが、抜かし続けていると自分のペースが落ちていないという錯覚(実はかなり落ちている)に陥るという事も、今回の発見でした。(笑)やはり、常に自分の目標ペースの人たちと競いながら走るのが、いい結果に結びつくとつくづく実感しました。まあ、そんな感じで、私の今年のNYMも終わってしまいました。来年もがんばりましょう。ケニ~さん、HGの記録は又来年ですね!でも昨年私が繁忙期に走る時間が無いと嘆いていたら、時間のあるときに走ればいいんです。マラソン人生は長いです。一生です。と、かけてくれた言葉、今でも胸に忘れておりません。P.S.梅PowerGel旨かったです。

けに~さん、お疲れ様でした。大変なスタートだったようですね。NYCマラソンは本当に魅力のある大会だと思いますが、私自身としては余りにも人数が多いこと、待ち時間が長すぎること、走りにくい事等ちょっと不満もあります。しかしながら沿道の応援、ボランティアの方々には感謝感激です。
今回はレースに参加できただけで満足でした。タイムは昨年より遥かに下回ってしまいましたが、途中一度も歩かずゴールできたのが幸いでした。一年ぶりに走ったフルはとてつもなくなが~~く感じました。
けに~さん、HGの記録更新目指して次回も頑張って下さい!

正ちゃん、
一緒に待ってもらっちゃって申し訳なかったです。あの15分がなければ、もっとスムーズに走れていただろうに…。自分自身の言い訳を考えたら、両手でも足りないぐらいに言えるのですが、結局は練習不足!これに尽きます。反省して、また次のチャンスを待ちます。今後とも鈍足ランナーにお付き合いお願いします。
ところで、正ちゃんは矢張り時計は要らないかもしれませんよ(ちゃんと結果を残せているじゃあ~りませんか?)。逆に時間を気にしない方がいいような気がしてます(今までそれで上手くいっていますし)。変なこと言っちゃったかもしれないですね。念のため、私のはTimexですがTarget Time Featureが付いているやつです(製品番号とかよくわからないですが、結構重宝する代物です)。新しいこと・モノに手を出さないというのも、マラソンを長続きさせるコツかもしれないですが…。

らどさん、
マラソン大会というとどうしてもマンモス大会に目が行きがちですが、中小規模のマラソン大会もなかなか味があっていいことを再認識できた大会でもあったとも思います。今回歩かずにゴールできたことはご立派です。私は弱い自分が露呈してしまいましたからね…。こんな私でも地方巡業をこなしていると、フルの距離感だけ(スピードは全く伴わない…)は身体で覚えられるようになりました。どさまわり・地方巡業の道に入られませんか?これからもよろしくです!

お疲れさまでした

けに~さん、NYCMお疲れさまでした。
以前、ムキちゃんにスタートの混み具合を聞いた事がありますが、大変な状況だったみたいですね。
ましてや、身体の調子も悪くて痛みとの闘いの中、最後まで頑張られて本当にお疲れさまでした。
打倒HGはお預けですけど、誰のためでもなくご自身のために走るマラソンです。次もありますし、そして、何より、一緒に励ましてくださる走友の方々との絆、素晴らしいですね。

おつかれさまでした

月曜日に会ったときはあまりこんなことについて聞かなかったのでびっくり。男ですね。けにーさん。どんな状況でも完走するのが何よりもすごいことだと思います。来年また楽しみにしています。では来月また会いましょう!

まこちゃんさん、
今年は特に緑出発が異常な状況となってしまい、多くのアメリカ人も私と同じ意見を持っていたようです。でもまあ、これがNYCなのです。物凄くいい加減なところが逆に魅力なのかもしれません。
当日の体調に関して、前日までと大きく違っていたのは、吐き気が無かったことでしょうか(流石にゲーターレードを飲むと気持ち悪くなりそうで、程ほどにしておきました)。金曜・土曜と吐き気に耐えながら走ったときは、NYCMの本番中に本当に吐くだろうな、と思ってましたから(汚い話ですいません)。右側の痛みは未だに続いています。症状からすると、頸の椎間板ヘルニアの可能性があるような気がして、カイロとかに行きたいのですが勇気が出なくて。でもこのままだと治らないですよね…。
でもでも、そうなんです。マラソンをすると、自分は一人ではない、皆に支えられていることを強く感じることができます。どうですか?

Blue3さん、
でも走っているときはアドレナリン効果なのか、余り気にはなっていませんでした(そのための走り方を前日・前々日で試してましたから)。でも終わってからが…。でも世の中には自分よりももっと痛みがありながらも(肉体的だけでなく精神的にも)走っているランナーだって沢山いるはずです。こんなことでへこたれていてはいけないなとまたまた反省している今日この頃です。来月、そして来年2月が楽しみです、はい!

うーむ。
たった今、ムキちゃんの日記も読んで、感動と勇気と友との絆にまたまた心震える思いのところへのお誘い、ついフラフラっとマラソンに寄っていってしまいそう、、くわばら、くわばら。(笑)
痛み、なんとか早く治りますよう。
勇気出してカイロ行ってみられたらどうですか?無責任には言えませんけど、、、
少しでも軽くなるようにお祈りしてますね。

まこちゃんさん、
遂に決断されましたか。因みに、ランニングとゴルフの両立は十分可能だと思います、はい。

NYCMお疲れ様でした!
TVでも見ましたが、すっごい人ですね・・・これは混雑しないほうがおかしそうです。。

でも、やはり応援のすごさと、仲間に会える心強さと、タフなコースを駆け抜けるための練習。NYCMは人生の一部なのではないでしょうか?
私もいまから初参加の日が待ちきれません!

アヤさん、
NYCMは明らかに特別なマラソンです。他では決して経験することの出来ない不思議な力を持ったマラソンです。人生に1度どころか、何度も、いいえ、死ぬまでずっと出たいと感じさせるマラソンです。タイムも時には大切ですが、それ以外にも大切な何かがあるのだ、ということを教えてくれるマラソンです。
皆で一緒に出ましょう、そして楽しみましょう!

NYC最高!

けに~さん、

なかなか思い通りにはいかないものですね。
ホント、いろんなことがあるけれど、これからも走り続けていきましょう。
よろしく♪

応援に来てくださった、奥様とお嬢様方にも、くれぐれも「ありがとうございます」とお伝えくださいね。

まあ、思い通りに行かないから面白いのかもしれないです。
もう痛みに耐え切れず、明日医者に行きます。自分の予想では、かなりヤバイです(日々悪化)。暫く走れないかもしれません…。

お医者さんに行かれる決断されたのですね。今は少しでも光が見えている状態だといいのですが、、、
キー打ちも辛いですから、お返事無用です
よ。

(両立なんて、私にゃ、とっても無理無理。ゴルフだけで満足でーす。v-12

今日レントゲンを撮ったところ、椎間板ヘルニアの可能性が非常に高い(Probablyと言っていました)ことがわかりました。暫く、医者通いの日々になりそうです。痛くて痛くて、走ったり出来ませんね。NAHAマラソン、ピンチ!

お大事に。

治療法もいろいろあるんだと思いますが、何人かの先生に相談された方がいいかも知れませんね。
専門家による治療も重要かもしれませんが、ニンゲンには自然治癒力がありますから、たとえ時間はかかっても、必ず必ず回復しますよ。(私もそれを信じて、カラダの矯正に励む日々です。)
DR.I.やMs.T.でよければ、いつでもご紹介しますから。

この先、打倒HGを果たすためにも、50州を制覇するためにも、一日でも長く走り続けるためにも、今はガマンの時なのかもしれませんね。
痛みが治まるまで、あるいは、お医者様が走っていいと仰るまでは、無茶はできませんよぉ!(医者の言うことを無視する私が言えることではありませんが...^^;)

お雪師匠、
有難うございます。医者にヘルニアだと言われて、逆に精神的に踏ん切りがついっちゃった(もうなるようにしかならない)のか、昨日までよりも何故か痛みを感じないんです(何でだろう…)。月曜から治療が始まるので、今週末のランニングは無理せず大人しくしておきます。12月のNAHAまでまだ3週間もありますし(飛行機取っちゃいましたしね)、1月のディズニーの世界(グッフィーへの挑戦)、2月の東京までまだまだたっぷりと時間があります。そもそもまだ人生半ばですから。
私は能天気で何も考えていない人間なので、何が起きても余り動じないで生きていけそうですよ、これからも。

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