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走れけに~

Author:走れけに~
まだ若かりし頃、世界を代表する公認会計士を目指して、1990年に単身NYへとやってきたのがつい昨日のことのようです。仕事(会計士)への情熱は在米17年の間にすっかりと醒めてしまい、余生をどうやって楽しく送るかが今の最高関心事であります。そこで出会ったのが、まさにフルマラソンの世界なのであります。誰に褒められる訳でもなく、貶される訳でもなく、怒られる訳でもなく、全て自己完結な世界なのであります。走って何が楽しいのか、とよく聞かれます。兎に角無条件に楽しいのです。楽しいものに理由・説明など必要ないのです。何はともあれ、走れけに~!

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火曜日の夜、TVジャパンにて、EU拡大に伴うポーランドからイギリスへの出稼ぎ労働者のドキュメンタリーをやっていた(日本ではちょっと前に放映したものかな?)。欧羅巴経済がEUの拡大に伴い、労働市場の自由化、開放化を実現したことは正であろうが、本ドキュメンタリーはその負の部分に焦点を当てていた。同じEUとはいえ、国毎の賃金格差たるや余りにも大きい。番組でのポーランドとイギリスとでは一般に4倍以上、職業によっては10倍もの格差を生み、所謂負け組の国では、労働市場、産業の空洞化が深刻になっている。当然同じ仕事をするのであれば、賃金が大きいほうがいいわけで、ポーランドなどからは連日高賃金を求めて、他のEU諸国へ出稼ぎにでる労働者が後を絶たないというわけだ。ドキュメンタリーでは、ポーランドの子供2人を持つ夫婦が子供の学費稼ぎ、そしてより豊かな生活を求めて、子供をポーランドに置いて(連れて行っては、生活するだけで精一杯になってしまう)、夫婦で夢を求めてイギリスのエジンバラへ向かう。その夫婦は奇遇にも自分と同じ42歳。人生の冒険をするには、ギリギリの年齢かもしれない。しかも小さな子供がいたら尚更だ。イギリスに向かっても、そこで好条件の仕事に必ずしも恵まれるか、といったら答えは明らかにNOである。より高い賃金をもらえる機会にありつけても、それで本当に家族は幸せになれるのか、答えはわからない。そんなリスキーなことをしてでも、この夫婦にはそれ以外に選択の余地は無いのか?ポーランドで例え低賃金でも家族と一緒に毎日過ごすことのほうが幸せではないのか?ポーランドではきちんとした職業に就き、毎日子供の笑顔に囲まれ、そして仲間もいる。でもイギリスではレストランの皿洗いや庭掃除といった仕事にしかありつけないのだ。番組を見続けていて、とてもせつない気持ちになった。自分だったらどうするのだろう。家族は大切だが、そのために自分の人生を棒に振ることにどんな意義があると言うのか。子供にとっては、例えお金なんか無くても、親がいつも一緒にそばにいることが大切なのに違いないのだ。親と暫く離れなくてはならなくなったときの子供の悲しそうな顔、そして親を悲しませないように必死になって我慢している姿が今も脳裏から離れない。
一方、今の自分は極めて幸せだと思う。幸いにも今現在は経済的には恵まれているほうだし、毎日好きなことをすることも出来る。人間は毎日に慣れてしまうと、自分がどんな位置に置かれているのか、忘れがちな動物である。自分も一昔前の無職の時代には10円というお金がなくて生活に苦しんだこともある。電車に乗るお金も無く専門学校に通うことすら出来ない時期があったこと、電車賃を調達できてもご飯を外で食べるお金が無く友達におごってもらったこと、教科書も買えず友達にもらったこと、…。しかし良く生きていたなあ…。その頃は今に見ていろ、俺だって、の気持ちが凄く強くて生きている実感があったものだ。NYに着てからも、現地採用ならではのギリギリの生活(1日の可処分所得が$10ぐらいしかなかった。しかも思いっきり自転車操業!)が続いた。いつから今のような贅沢な生活になってしまったのか良くわからないのだけど(でも今でも普段の生活では車のガソリン代以外では毎日$1すらも使っていないのだけど…)、ポーランドの夫婦を見て思いっきりショックを受け、そしてまた大反省をした自分だったのである。
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コメント

幸せって、いったん手に入れ、その中に浸かってしまうと、見えなくなってしまうものなのかもしれませんね。けに~さんも今まで本当にいろいろな経験をなさったのですね、、、

まこちゃんさん、
まあ自分の場合には、ただ単に物凄く貧しかったってそれだけですけどね(冷蔵庫もないし、ガスすら引かれていない、ねずみとゴキブリに囲まれて生きていた毎日…)。逆に、お金が全く無くても生き延びていく自信だけは人一番強いです、はい(って自慢にはなりませんけどね…)。現状に甘んじずに、でも謙虚に生きていきたくは思っております。

けに~さん、人間、いえ、豊かな日本人はいかに自分達が恵まれた生活をしているか気が付かないものです。
一回目の駐在(93~01)を終え大阪に帰った時、何回か日本は経済的にすごく恵まれている、、と言っても誰も納得せず相手にもされず、まともに聞いてもらえませんでした。
私はいろいろなことにと~~っても感謝しながら生活しています。健康で、走ることができて、ピアノが弾けて、おまけにすばらしいランニング大好き仲間がいて、人生はとても貴重なものですね。
人をうらやんだり、嫉妬したり、比較したり、そんなことばかりしていると大切なものが見えなくなってしまいます。
けに~さんは日々の生活の中でとっても大切なものが何であるかよ~~~くご存知ですね。

らどさん、
有難うございます。ランニングを始めて、素直にそして謙虚になりつつある人生に感謝です。

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