いよいよ9月となった。秋のマラソン大会に向けてこれから本格的に走りこみが開始すると思うと幾分興奮を抑えられない。地元の高校のトラックはランナーで一杯だ。しかし、暑かった夏にどれだけ走れたかで、もう勝負はついているような気がする。本気レースとして位置づけているNYCマラソンまでもう2ヶ月しかないし、前哨戦として出場するレースにはあと1ヶ月もない。5月のファーゴマラソンにて首尾よくPRを達成できた自分だったけれど、NYCMでのPR・目標を達成するにはそのままでは到底実力が足りない。5月・8月と何とか月間300キロを達成できたけれども、7月は日本出張や怠け癖が出て、走りをサボってしまった。マラソンの練習には継続ということが最も大切なのだと思う。走ったり走らなかったりでは、なかなか速くもならないだろう。それどころか、現状の脚力を維持することすら出来やしない。以前は簡単に走れていたこともあったのに、あの頃の脚力なんてもう戻ってこない。コツコツと努力して何ヵ月後かに漸くほんのちょっとだけ成長できた自分が実感できる(かもしれない)、これがマラソン練習の本質だ。一方、幾ら頑張っても速くなるかどうかその保証など一切ないのである。でも少しでも希望があるならば努力したい、それが人間でもある。
さて、久しぶりの3連休とあって、練習に打ち込んでみようか、という気になった自分である。しかも天気・気温ともほぼパーフェクトなのでこれで走らなかったらいつ走るのだ、と思っていた。1日(土曜)はロッキーズへLSDに。9月からロッキーズの駐車場は朝7時からお金を取られる。寝坊気味の自分は、当然7時に間に合うはずもなく、路駐をしてから雄大なるハドソン河を眺めて帰ろうと思っていた。師匠夫婦と会えるかな、という淡い期待も含めて…。自分は一人で走るときには音楽を聴きながら走るようにしている。何も聞こえないはずなんだけど、走りながら後ろで何らかの気配を感じた。後ろを振り向くと師匠夫婦がいるではないか。漸く追いついたとおっしゃっていたが、あっという間に追いついたというのが真実である。自分は恐らく1マイル11分以下のペースでチンタラ走っていた(LSDだから)。一方、師匠夫婦は9分はおろか8分台のスピードである(これでもゆっくりペースなのである)。師匠夫婦はこの日Oさんとご一緒だったが、流石はエリートランナーたちである。自分とは全く実力が違う。フルマラソンでサブ3レベルとサブ4レベルととはこんなにも違うのかと思い知った。1時間も違うと練習での余裕度が全く異なるのである。こちらは息も絶え絶えに暫くはついていけたが、30分でギブアップ…。自分はそれなりに走りこんできたので、もうちょっといけるかもと思っていたけど、ランニングの世界は甘くない。まだまだ修行が足りないのである。これからも精進を続けて少しでも近付こう、これを知れたことがこの日の最大の収穫であった。ところで師匠夫婦らは、あのペースで3時間以上走ったらしいが、思わず絶句…。
翌2日(日曜)は、地元のスカ高のトラックで距離走に挑んだ。モノの本には、走りこみ時期にはLSDと距離走のコンビネーションが毎週必要と書かれているし、それを先週から始めたからである。ここでも継続がキーワードである。無謀にも前日の疲れを引きづったまま、いきなり辛い。目標は75周、即ち30キロである。マラソン練習において、30キロを余裕で走る練習を繰り返すことが、永遠のテーマとなるらしい。ペースはレースに比べれば遅くても良い。その代わり、最後まで余力を持って走りきるスタミナを作るのが目的だ。トラックで走るのは苦手だ。景色は変らないし、ロッキーズと違って脚には決して優しくない。同じ2-3時間走るのも、ロッキーズのように起伏があったり景色が綺麗だったり下が土だったりする方が遥かに走りやすい。トラックをグルグル回るのは精神てきに辛く修行そのものである。でも、一定のペースを維持する練習が出来るのはトラックでしか出来そうもないしなぁ…。因みに、75周の目標は暑さであっけなく50周で挫折。トラックの弱点はもう一つあった。暑さを遮るものがないことである。ロッキーズであれば、自然に囲まれ、木陰で涼しさをも覚えるのだけれど、トラックは敢えて日陰になる部分を極力減らしているのだろうか、直射日光を思いっきり浴びながら走ることになるのだ(まあ、これも自然の恵みといえばそうでもある)。40周ぐらいから遂に飽き始めてしまい、しかも熱中症にでもなったら馬鹿なので、50周だけしっかりと走りきることを決め、無事ゴール。20キロまではペースを全く落とさずにしっかりと走りきる自信は既にあるのだけれど、これではフルマラソンの半分にもならない。修行はまだまだ続く。
3連休の最後はロッキーズでまたLSDということも考えたけど、かなり脚にきているような気がしていたので、大人しくBRP(ブロンクス河公園道)へ。兎に角、3日間走る切ることが自分には大切なのである。ここは基本的にフラットだし、殆どが自然に囲まれているので、暑さを感じずに走れるからだ。それ以外にもう一つの目的があった。以前にも書いたような気がするが、ずっと北上していったところに、ケンシコダムがあって、そこには9・11のメモリアル(ウェストチェスターに住まれていて亡くなられた方の)がある。自分は今週末から日本なので、今年の11日はNYにいないのだ。今でもあの日のことは鮮明に思い出す。マンハッタンに行く度、あの瞬間を思い出す。一生消えることのない、心の苦しみ。惜しくも亡くなられた人のためにも平和を誓い、生き続けていきたいのだ。その思いを新たにするためにも日本に行く前に、祈りを捧げたかったのだ。…帰り道、2号室さん・ドラえもんさんに会った。あんなに速いランナーでも毎日ハードなトレーニングを続けている。しかも自分よりも遥かに長くペースを速くして。自分の努力などちっぽけなものである。エリートランナーからしたら、練習とはみなされない程度である。でも自分なりに頑張る。それを再認識した3連休だったのである。
この三日間、実に内容の濃い、有意義な時間を過ごされましたね!
月初め、気持ちよい秋のスタートを切れましたね!
やった〜〜〜!!
マラソンは、人と比べたり競ったりする必要のないスポーツでしたよね(Qちゃんや野口さんや土佐選手は別ですが)。
私もOさんの走りには、憧れとともに、今の自分の無力さを見せ付けられた気がしましたが、人は人、自分は自分。
私もけに〜さんを見習って、私なりに私のできることを最後までやり通しますよ。
速い人が偉いのでも、沢山走る人が立派なんでも何でもない。
自分だけの大事な大事な目標に向かって自分らしく走り続けましょ!