アメリカでは今週末(メモリアル・デイ・ウィークエンド)から行楽シーズンである。取りあえずこの週末は3連休となる。アメリカには日本のゴールデン・ウィークのような大型連休は存在しないから、3連休・4連休というのは極めて貴重な休暇となる。アメリカに住むと日本がどれだけ休日だらけなのかわかる。休む暇もなく、お金もなく、当てもない未来に向かって黙々と働く、これがアメリカの実像である(と勝手に考えている)。アメリカで会計事務所に働く者にとっては漸く冬のビジーシーズンも終わり、初めてのホリデーにありつける(元旦以来、この日まで一日も休みがないのだ…)。砂漠の中を永らく彷徨った後、漸くオアシスを見つけたような心境である。嬉しい。ゆっくりしたい。ずっとここで休んでいたい…。
ファーゴマラソンも終わり、6月以降のマラソン大会を今考えている。サロマ湖100キロに出るものと思って準備も着々と進めていたときに、ふと家内の、Y子の卒業式出るんだよね、の一言が予定を全て変えてしまった。春の集大成として参加しようと思っていたサロマ、これが終わったら7月8月はちょっとゆっくりしようと思っていたのに…。6-8月はアメリカではロードでのフルマラソン大会は極端に少なくなるので、選択の余地が余りないなぁ。どうしようかなぁ。師匠にはお勧めをピックしてもらった。どれも過酷なレースに見えてしまうのは自分の目の錯覚か???
この3連休は普通の家庭であればどこかに泊りがけの旅行というケースが多い。うちは幸いにも出不精(デブ症ではない)なので、どこにも連れて行かなくてすみそうだ。金もかかるし、第一何処へ行くにも混み合う(日本のそれ程ではない)。近場で行楽、これが一番’楽だ’。そういえば、ブロンクス動物園に行くと’らくだ’に乗れる(今でもあるかな?)。他にも、NYCには水族館や植物園もあるし、美術館、博物館も世界を代表するものがある。そんなつかの間の行楽になりそうだけど、うちの子供たちはそれを楽しみにしてくれている。それはそれで幸せなのである。
夏の行楽といえば、ブルックリンにある老舗のコニーアイランドは、地域開発の名の下、今年で壊されてしまうこととなっている。今にも壊れそうなサイクロン(ジェットコースター、先日の日本での事故で、こういう類の乗り物のある遊園地に子供を連れて行くのが怖くなってしまった…)や小林クンで有名なネイザンズのホットドッグやボードウォークは残るはずだが、今の洗練されていない昔ながらのブルックリンを感じさせる風景・風情はもう2度と戻ってこない。最初で最後の家族でのコニーアイランドへの旅は家族にとって最高の思い出になるはずなのだが、家族に呆気なく却下されてしまった。自分は毎年ブルックリン・ハーフマラソンに必ず出る。たとえ遠くて不便でもあの雰囲気がどうしても忘れられなくて。コースもスタートはコニーアイランドだし、あの遊園地がなくなってしまうと雰囲気が変わってしまうだろうなぁ…。
時が経てば、周りの建物、風景は皆変わる。人も見かけ、考え方もどんどん変わっていく。都会にあっては、その変化が顕著だ。都会に流されて人は変わっていくのだ。週末に行ったファーゴとて例外ではないだろう。それでも自分はいつまでも変わらずに、自分自身というものをしっかりと持って生きていきたい。何の変哲もない毎日の生活、何も変わらない(成長のないともいえるが、衰退もない)ことも時には大切なこととなる。そこにこそ自分の求めている真実があると信じて…。