昨日木曜はビジーシーズン終了の打ち上げランチであった。アメリカの会計事務所は顧客の大半が12月決算であること、そして個人税務シーズンが4月中旬にて終了するため、5月ともなれば残務をこなす季節労働者の集まりである(最近は年がら年中仕事があるけれども)。従い、うちの事務所でもご多分に漏れず今や暇人の集まりと化してしまっており、平日の昼間から打ち上げを行うこととなっているのである。うちでは、ゴルフ、スパ、ジャズ鑑賞、ミュージカル、ランチから好きなものを一つ選び参加する。面倒なことの嫌いな自分は今年はパスかなとも思っていたのだが、$100ランチだというし、昼間から堂々とアルコールを摂取できるとあってランチを選択した。ランチの内容は良く覚えていないけど、和牛の石焼ステーキが素敵であった。アルコールはワインだけ。赤ワインが自分の好みでボトルが自分の横に置かれたので、ますます自分は飲んで楽しんでいた。こういう企画は大手の会計事務所にはなかなか無いし出来もしないだろう。こういうところが、小さな会計事務所のよいところ。和気藹々といつまでも楽しい事務所であって欲しいのだけれど…。
さて楽しいランチも2時には終わり、その後は事務所に戻って仕事をしてもいいし、家に帰っても良いのだ(半休扱いなのである)。他の人は事務所に取りあえず帰るとのことだったが(何故だ?)、自分はロッキーズに行ってみようと前々から思っていたのでそれを実行することとした。ただ、問題はアルコールを摂取していること…。まあフラフラになるまで飲んだわけじゃないし、意識はハッキリしている!しかもランチをしたマンハッタンからロッキーズには1時間はかかるので、アルコールは抜けるだろうと思って…。天気は朝の時点では怪しいかなと思ってたけど、最高の晴れ!(ちょっと走るには暑いかな、とも思ったけど)
到着すると、矢張り平日だけあっていつも駐車している路上はガラガラ。平日にトレイルにきて走っているのは、お雪さんだけだろう。お雪さんにもしかしたらどこかで会えるかな、という淡い期待を踏まえてゆっくりジョギングを開始。平日の昼間に走るロッキーズは格別でとても贅沢である。全てが気持ちよい。澄み切った青空、いつの間にか生い茂った緑たち、時折横切る自然の動物たち、道の横を走る川の清らかな流れ・そしてその音、脚に優しいトレイルの道、時折すれ違う人の朗らかな表情、…。こんな大自然にあって、人間の存在なんてとてもちっぽけなもの。自分もその小さな小さな存在に過ぎないのだけれど、とても楽しく気持ちよく走っている。しかも普通の人はまだ働いている時間帯に。何て贅沢な、何て幸せな…。車に戻ると(5時くらい)、路上には車が週末と同じぐらい一杯停まっていた。仕事をちょっと早く切り上げたのか、もともと働いていなくて暑い昼間を避けただけなのかはわからないけど、沢山のロッキーズたち。いいなあ、本当にここは。ここでは、世の中の競争や戦争なんて全く別の世界の出来事に過ぎない。ましてや、人々の所得、地位、年齢、職業、過去の空しい業績、なんか全く関係ない。そんなこと鼻にかけようものなら、大自然たちに笑われてしまう…。ところで結局この日は、お雪さんには会えなかった。(ロッキーズは広いから簡単には会えないのが当たり前だけれど…)
金曜はまた現実に戻った。最近金曜に限って仕事が忙しくなる。周りはとうに家路に急いでいるけれど、数少ないオフィス居残り組の一人になってしまった。さあ帰ろう。そしてまた週末は自然に還ろう!
ロッキーズに入ったら、私達もドーブツです。
思わず鳥のように、歌ってしまいます。
思わず鹿のように弾んでしまいます。
今度、鹿に会ったら、お辞儀をしてみてください。
絶対逃げませんよ。
贅沢な時を過ごしているお雪より。