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走れけに~

Author:走れけに~
まだ若かりし頃、世界を代表する公認会計士を目指して、1990年に単身NYへとやってきたのがつい昨日のことのようです。仕事(会計士)への情熱は在米17年の間にすっかりと醒めてしまい、余生をどうやって楽しく送るかが今の最高関心事であります。そこで出会ったのが、まさにフルマラソンの世界なのであります。誰に褒められる訳でもなく、貶される訳でもなく、怒られる訳でもなく、全て自己完結な世界なのであります。走って何が楽しいのか、とよく聞かれます。兎に角無条件に楽しいのです。楽しいものに理由・説明など必要ないのです。何はともあれ、走れけに~!

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トレイル・マラソンに遂に初出場。想像を遥かに超えるタフさでタイムはロードでのフルマラソンの殆ど歩いた時のものと然程違わないことになってしまった(5時間20分ちょい)が、その充足感は桁違いのものである。トレイルマラソンはまさに自然と人間がいかに共存しているのかをまざまざと思い起こさせてくれる絶好の機会である。それは、自然との闘いというよりは自然との対話を楽しむ場である。大自然の中では人間の存在って本当に小さいものだと思う。でも人間は生きているのだ。様々な自然の悪戯に翻弄されながらも、走っている間・走り終わった後でさえも、もう二度とやらないぞ、なんてことは到底思わない不思議な空間であった。デラウェア州のマラソンはこのトレイルマラソンと来月行われる通常のマラソンの2つしかない。自分自身どっちに出るか悩んだが(なんというちっぽけな悩みなのだろうか…)、このトレイルマラソンを選んで大正解だった。タイムを完全度外視して本当に楽しめたマラソンだった。
当日は朝7時半のスタートだったので、泊った近くのおんぼろハワードジョンソン(ホテルの受付は恐らく80は越えているだろうおばあちゃん。何と珍しい)を予定通り6時に出発。朝食は前日に仕事帰りに買ったおにぎり3つとお稲荷さん6つ。前回のナショナルマラソンでは明らかに食べすぎだと感じたし、レース中もどしそうになったものだが、今回は丁度よかったようだ(5時間を越えるマラソンとなってしまったので後半はお腹が結構空いてしまったほど)。NYから近いマラソン(ここは家から2時間半程度)は前泊するかどうか悩むところだが、前泊を薦める。そうでないと朝の運転だけでかなり疲れることになるし第一レース前の心の余裕が持てない。近場のレースでの前泊は初めてであったが大正解であったと思う。
レースはフルマラソン以外にも、ハーフ・10キロ・5キロ、そしてこの3つを連続して挑戦するトリプルクラウンが存在する。参加者は大部分がハーフでトリプルクラウンもチラホラ。フルマラソンは毎年100-150名ぐらいという極めて小規模な大会である。フルはハーフのコースを2周する。トレイルは一人だとしばしば迷子になりやすいものだが(きちんと整備されているロッキーズでさえ初めて一人で走った時は迷子になって3時間ぐらい戻って来れなくなってしまったこともあったなぁ…)、このレースではマークがしっかりしていたし、前のランナーについていけばよいだけなので迷子になりかけたのは数回だけだった(前の人が違うところに行きかけた、前がいなくなってしまった)。迷子になることはトレイルの醍醐味の一つといってよいだろう。逆に迷子になってもそれを楽しめるようになればトレイルランナーとして一人前になった証拠なのかもしれない。
ここのトレイルは、比較的道幅が狭いところが多く、殆どの場所では人が一人漸く通れる部分しか道になっていない(道というよりそこだけ草が生えていないだけ)ので、前の人を抜かすのも一苦労だ(といっても余程でなければ前を人を強引に抜かそうなんて思いもしなかったけど。ただただゆっくりと楽しみたかったから)。今年は参加者が多かったのか、当初はハーフとフルを同時スタートにさせる予定だったが、スタート直前になってフルはハーフの10分後スタートとアナウンスされた。当然聞いていない人も多かったから、フルなのにハーフと一緒にスタートしてしまった人も多いように感じた(多分レースの順位には大きく影響していないだろうし、第一タイムとか順位を気にして走っているランナーはごく一部でしかないのではないだろうか)。スタートラインはただ白い線が芝生の上に書いてあるだけのシンプルなもの。しかもどこに向かって走っていいのかさえもよくわからないというおまけ付。皆そんなシンプルないい加減な(よい意味で)ところをとても楽しんでいたように思えた。スタート前に近くにいたアメリカ人に写真を撮ってもらったのだが、”シャシン?”と聞かれ何かの聞き違いかと思いきや、3年日本にいた人だったので片言ではあるが日本語で会話。彼はかなり速いランナーだったのでレース後はいなくなっていたが、途中すれ違った時も”ガンバレ!”と声を掛けてくれた。彼も初めてのトレイルマラソンで楽しみだ、4時間を目標にしたい、と言っていたが、ロードだと間違いなくサブ3どころではない体型であった。謎の出会いもマラソンの醍醐味である。
このトレイルマラソンの特徴(多分他のトレイルも同じだろう)は以下の通り。
(1)川渡りがある。膝下ぐらいの深さでしかないので大したことないだろう、と思っていたが、さにあらず。思ったより流れが急でバランスは崩れやすいし流されてしまいそうになった。更には下が滑りやすい。実際何人ものランナーが川で転んで水浸しになっていた。アメリカ人は慣れているのか、そんな川をすいすいと前に進んでいく。合計4回川を渡ったが、どんどん抜かされてしまった…。
(2)道が狭い。前述したが、道とは思えない道を行くことが多い。頼りは、時々ある目印と前を行くランナーのみである。
(3)大木が道を阻む。自然のままなので、大木が倒れていてもそのままの状態である。これが全工程で何十ヶ所もあった。その度に木を跨ぐか、迂回しなくてはならない。スタート前に軍手をはめるか悩んだのだが、手袋はトレイルでは矢張り必需品だということに気付いたのはスタート後であった…。(経験者は矢張り手袋をしていたなぁ)
(4)アップダウンが激しい。予想通りではあったが、脚に堪えた。1箇所どうしても走って上れない道があった。自分は思わず歩いてしまったが(前のランナーも歩いていたので)、これって走りきれる人は本当にいるのか???下りも石、小枝、泥道、くねくね道等の要因もあって、とてもじゃないが、走ることなんて出来ない。むしろ下りこそゆっくりと一歩一歩気をつけながら下りなくてはならないほどだった。
(5)距離表示がない!トレイルマラソンにおいてラップタイムなんて何の意味もないのだ。自分は初めて出てみて、トータルのタイムですらなんの意味もないことに漸く気付いた。
(6)ボランティアが最高!トレイルだから沿道の応援なんてない。待ってくれているのは自然のみである!自然からの暖かい(?)応援を受けながら、5時間もの時を過ごせたのは都会育ちの自分にとって最高のご褒美であった。途中エイドステーションでは水だけでなく、スナックやポテト(ポテトチップではなく、本物のいも)も用意されており、そして皆優しかった。

翌日曜は軽くジョギングを、と思っていたのだが、激しい筋肉痛!普段如何に楽な環境で走ってばかりいるかという証拠である。まだまだ未熟なのである。そして、この未熟者を暖かく向い入れてくれた大自然の恵みに大感謝する今日この頃なのである。

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スタート前。朝の景色が素晴らしい。
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ハーフのスタート。
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見えるかどうか、この真ん中の白い線がスタートラインです。
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スタート前の余裕の表情(のつもり)。
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川渡り前の余裕の表情(のつもり)。
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ランナーご一行様、川を渡るの図。
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周りに誰もいなくなってしまった。
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遂にゴール(時計がなかったら、どこがゴールかわからない)!楽しかった!!
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コメント

お疲れ様!

v-276けに~さん、自然との対話を満喫されたようですね!羨ましいです!
とってもいいレースのようですね~。
いつか私もチェレンジしてみたいです!
その時は、アドバイスよろしくお願いします!

楽しく走れたこと、それが何よりですe-68e-68e-68e-68e-68e-68e-68e-68




感謝

お雪さん、内乃助さんからトレイルの楽しみを教えてもらっていなければ、きっと未だに(あるいは一生)トレイル・マラソンを知らないままのランナーだったに違いません。レースの評価はマラソン・ガイド・ドット・コムで過不足ないです。何もかも手作りって感じでとてもよかったです。良い意味でのいい加減さ、これがアメリカの非常によいところです。日本も是非見習って欲しいぐらいですv-218

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