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走れけに~

Author:走れけに~
まだ若かりし頃、世界を代表する公認会計士を目指して、1990年に単身NYへとやってきたのがつい昨日のことのようです。仕事(会計士)への情熱は在米17年の間にすっかりと醒めてしまい、余生をどうやって楽しく送るかが今の最高関心事であります。そこで出会ったのが、まさにフルマラソンの世界なのであります。誰に褒められる訳でもなく、貶される訳でもなく、怒られる訳でもなく、全て自己完結な世界なのであります。走って何が楽しいのか、とよく聞かれます。兎に角無条件に楽しいのです。楽しいものに理由・説明など必要ないのです。何はともあれ、走れけに~!

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東京マラソンから10日が経ち、暦では3月となった。東京は相変わらずの暖冬である。こちらNYは相変わらず寒い毎日である。一時に比べたら死ぬほど寒い、という表現は相応しくなくなったといえるが、まだまだ春は遠い…。今週は昨日までインディアナ州インディアナポリス郊外に出張。ご存知の通り、米国における自動車業界は今まさに調子がよい。勿論、勝ち組・負け組はあるのだが総じて好調な業界となっている。こんなど田舎に何故態々という場所なのだが、トヨタやホンダにくっついて来ている下請けの日系企業も多く、何とこの地域の日本人の人口比は10%を超えるそうだ。好調な産業をもたらしてくれる日系企業については非常に寛大で、不便は勿論あるみたいだが、結構住みやすいのだそうだ。でも自分はとてもじゃないけど住めない。フラットな地形が続くもののランニングにはきっと向かない。トレイルがないし、そもそも走っている人など見かけない。だって地域柄、車中心なのだから…。しかも見かけるアメリカ人は全てデブであった。自分もホテル周辺のサイクリングコースを走ってみたが、走っていたのは自分ひとりだったので、気味悪くなって途中で引き返してしまったほどだ。
さて余談はさておき、そろそろ東京マラソンのレース本番編を書き上げないと、人々の記憶も風化してしまうので…。しかもまた来週からアイオワ州・ミシガン州と出張が続いてしまうので時間も取れそうにないし。出張と50州マラソン参加とが上手く日程的に合えばいいのだけれど、世の中そんな上手くは行かないものである。
さてさて、東京マラソンレース編の続きである。今から思うと、もうちょっと調べてから更に時間の余裕を持っていけばよかったという反省がある。トイレ問題があったが、実はガラガラのスポットもあったそうだ(ただし待っている間に濡れる)。あるいは、スタート前にミールサービスがあって、パンや暖かいスープもあったらしいのだが、その存在すらすっかり忘れてしまうほどの混雑だったのだ。あと雨よけのポンチョを何とかして入手すべきだった(因みに、自分の場合にはNYへのお土産として)。それはさておき、雨だろうが何だろうが、マラソンのスタート前のあの緊張感は何度経験しても楽しい。当日は40分前に雨の中並ばされ、身動きできないほどの中じっと待たざるを得なかったが、これから起こるであろう出来事に対する期待や不安に対する心の準備、周りのランナーたちの会話を聞いていて、何とも言えぬ瞬間(自分にとっては40分も楽しいひと時なのだ)であったのだ。マラソンを何故続けるか、人によって答えは様々であろう。自分にとっては、あの緊張感を楽しめるスタートを味わいたいから、というのが一つ。もう一つは何と言ってもゴールの達成感を味わいたいからである。でも緊張感を楽しめるのは当たり前ながらスタートなのだ。世の中、何かに秀でている人が同じように言うことがある。緊張を楽しめと。そして緊張を楽しめる人は強いと。緊張すると時に本来の自分の能力が発揮できなくなることも多々あるだろう。でも、スタートの緊張感はちょっと異なる。これから、さあやるぞ、とか、精一杯楽しもう、といったポジティブな意味である。これは日常生活では味わえない感情である。慣れてくるとその緊張感もなくなってしまうのでは、と多少心配にもなるが、まだまだ自分はこれで20回目のフル参加。まだまだ初心者に過ぎない。
さて、紙吹雪(?)が舞う中、あっという間にスタート。スタート地点には東京マラソン発案者である石原都知事並びに河野洋平(何で陸連やっているのでしょうか?因みに、自分の出身高校の大先輩であるはず)がいた。この東京マラソン開催を巡っては色々裏物語もありそうだが、ランナーは純粋に行こうではありませんか。この写真に写るSPの無表情さがいい。いよいよスタート。石原都知事がランナーに手を振る。

雨の中、沿道に応援がいるのかどうか、スタートの時点では全くわからない。スタートして靖国通りに入った瞬間、3万人のランナー、沿道の人人人を見て、これは凄い!と正直思った。東京の道は決して広くはない。そこを埋め尽くすランナー。どちらかというと下り調子のはずだけど、目立って下っているわけではない。事前の情報が行き届いているのか、初めから飛ばすランナーは案外少なかったような気がする。東京マラソンはスタートを予想タイムに応じてブロックに分けたのだが、これは思いのほか大成功であったようだ。自分はEブロック(真ん中よりちょっと前)で、実際に公式スタートタイムとネットは3-4分しかかかっていないはずである。一番後ろから並んでも20分弱だったという。自分はNYCマラソンでぼ~っとしていたら後ろしか並べなくなっったことがある。スタートしているはずなのに前が全く動かず、16分ぐらいスタートするまで待った記憶がある。当然後ろに並んでいる人たちの多くは、タイムを全く狙っておらず、いきなり歩いているし、しかも集団の場合それを掻い潜って抜かすのはかなり疲れるのだ。空いた隙間を狙ったり、それでも仕方ないときは、無理やり行くしかないのだ。その時はサブ4を狙っていたのに、最初の数マイルで疲れ果てて、サブ4どころか4時間半も危ういレースとなってしまったのだった。そういう悪夢があるだけに、スタートには一抹の不安があった。でも、そこは日本である。予想タイム申告も概ね正しいのだろう。当初危惧された混乱は全くといっていいほどなく、気持ちよいスタートが切れ、しかも周辺のランナーは皆ほぼ似たようなペースなので極めて走りやすかった。気負うこともなく、淡々と自分のレースに没頭することができた。昨年のNYCでは長年の夢であったNYCでのサブ4が達成できたが、これも非常に気持ちよかった。何故なら、周りがほぼ似たペースのランナーばかりであったため、最初から最後までずっと団子状態。これって、妙な連帯感みたいのが生まれて、皆に引っ張られながらいつの間にかゴールしてしまうのだ。東京マラソンではペースメーカーはいないのだが、周りの皆がペースメーカーとなって、一緒に楽しみ一緒にゴールしたようなレースだった(海外ではいつの間にかレース中に挨拶をしたり話しかけたりして楽しいこともあるけど、日本人同士で喋りながら走る人は流石にいないですね…)。脱線をするが、米国のレースで一番嬉しかったレースは、昨年のルート66マラソン(オクラホマ州)だ。過去にブログで記しているけど、ずっと3時間50分のペースメーカーに付いていき、最後の1マイルの急な上り坂をペースメーカーに引っ張ってもらいPRを達成できたレースである。レース中は必死で走っていて、ペースメーカーとは一言も話していなかったけど、最後一緒にゴールし声をかけてもらったのは一生の思い出である。ペースメーカーはずっと自分のことを見てくれていたのだ。その時にマラソンは一人ぽっちの孤独なスポーツではないことを強く感じたのである。それとはまるっきり異なる規模の東京マラソンではあったが、周りのランナー、沿道の応援、多くのサポーターに勇気付けられあっという間のゴールとなってしまった。全ての方々に感謝の一言しかないのである。
さて、新宿を出発したランナーご一行は、皇居の横を通り、品川へ。折り返し後、銀座まで戻り、一路浅草、そして銀座に再び戻り、あとはちょっと寂しい豊洲やゴールの東京ビッグサイトというコース。まあ、コースも色々批判はあるだろうけど、それなりに楽しめたので次回以降改善してもらえばいいじゃないかと思う。自分的には東京出身だけに、見慣れた町並みを走り抜けることは非常に楽しかった。日本を長く離れていると自分の故郷が懐かしくてしょうがない。東京出身で東京で働いてしまうと”お国はどちら?”という問いにいつも困窮し、故郷を持つ人がとても羨ましく思えてしまうことが多かったが、今NYに住み、自分の故郷は東京です、と胸を張っていえる。自分は東京に嫌気が差してNYに移り住んだのだが、今は東京が大好きになってしまっている。もう東京に簡単に戻ることは出来なくなってしまったけど、出来ることなら東京に戻りたい、自分の故郷に帰りたい…。
走る写真家として、途中カメラを持ったが、後ろからランナーがどんどん来るし、道一杯にランナーが広がっているし、写真を撮りながらというランナーはそれほど多くはなかったし、天気が悪いし、一生懸命走る姿を沿道の方々にはお見せすべきだろうし、写真は色んなところで公開されていたり買ったり出来るだろうし、途中からレースに集中しようという気にもなってしまったし、等など諸々の理由により、枚数的には少ない。でも自分にとっては1枚1枚が大切な思い出である。ぶれていたり、何を写しているのかわからない、だろうけど…。
suta-tomae
スタート前に雨に濡れても待ち続ける図。いつもの赤いBuffがスタート前からびしょ濡れ…。
スタート直後。新宿。

人人人

人人人2
スタート直後。物凄い人人人…。
変な格好…
近くのおばちゃんに撮って貰った。スタート直後なので、かなり顰蹙であったかもしれないが、おばちゃんは寛大であった。
皇居前で撮って貰った
皇居前。これは若い女性に撮って貰ったのできちんと撮れました。
P2170283.jpg
この集団状態で最後まで。
品川折り返し
品川の折り返し。東京から品川までほんの5キロしかない。あんなに広いと思っていた東京が小さく感じた。因みにここから浅草までも僅か10キロ程度である。アメリカにいると距離感が本当に狂ってしまう…。
東京タワー
一応、東京タワーの近く。雨で東京タワーが霞んで見える。更には東京タワーの全景が写っていない…。
今話題の不二家

和光の前のつもり…

ここは銀座。今話題の不二家の前も通ったし、銀座のシンボル、和光の前にて1枚。ボランティアのおじいちゃんに頼んだが、操作に慣れていなくてここが和光かどうかどうやったらわかるというのでしょう???でもおじいちゃん、ありがとう!
左に見えるのが我らのBlue3さん
小さいしわかりづらいけど、左のランナーこそ我らの星、Blue3さんです。有森裕子選手のすぐ後に来たので慌ててカメラの準備をせざるを得なくて超ボケてしまった。申し訳ない…。しかしながら、その快走ぶりは自分の目でしっかりと見ましたし、しっかりと脳裏に刻まれております。
ガソリンスタンドで応援する上智大チアリーダー

雷門
浅草近辺に上智大のチアリーダー発見。慌ててシャッターを押すも、その瞬間後ろからきたランナーと接触し、カメラを落としてしまった。それでもビクともしなかったので、このカメラの耐久性は見事実証されたことになる。そして、念願の浅草・雷門前。本当は雷門をバックに写真を撮ってもらおうとしたのだけど、ボランティアのおじさんが駄目だというので仕方なくこの写真のみ。浅草は下町だけあって、応援も人情の厚いものであった。感謝!
銀座4丁目大通り
銀座に戻る。このちょっと前に噂のアンパン2個平らげ事件が起きた。自分見たいのがいたから後の人の分が無くなってしまうなんて思いもしなかった。すいません…。でも人形焼も食べたかったなぁ…。
ゴール直前

ゴール直後のランナーたち
ゴール直前におばあちゃんに頼んだ。ゴールをバックにとお願いしたつもりだったけど全く違う画像である。でも気にしていないです。ありがとう!何故写真が途中ないのか、それは真面目に走った部分もあったからである。写真を走りながら撮るのは想像以上に実は難しい。簡単にぶれてしまう為、一旦立ち止まってから撮らないとなかなか巧くいかない。まだまだブレまくりだが、これでも上達した方である。雨の中漸くゴール。皆さん相当お疲れの様子。でも自分同様、未だ嘗てない感動と楽しい時間をすごせたものと思う。お疲れ様です!
メダルの女子高生
完走メダルをくれたボランティア。記念にいっしょに撮りたかったが、自分のゴールはピークであってそれは断念…。

さてゴールはあっという間だった。30キロの壁に気がつかないままゴールしてしまった感じだ。写真を撮ったりチンタラしているとどうせサブ4を達成できないのだからもっとゆっくり楽しんでも良かったかもしれない。でも本当に楽しかった。また出たいとすぐ思ってしまう自分なのであった。因みに、ムネオハウスで有名な鈴木宗男さんは自分より僅か1分以内にゴールしていたことを後で知った。60歳を超えていて4時間ちょっととは恐れ入る。しかも病気じゃなかったでしたっけ???夢の有名人との記念撮影…。

その他及びまとめ編、更に続く。
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コメント

楽しいマラソン

v-276けに~さん、スタート前だけでなく、レース中も周りのランナーや沿道の人々、ボランティアの人たちと、同じ時を楽しんでいらしたことが、文章からも写真からもよく伝わってきます。
終わってからも「楽しかった」と満足して、「ありがとう」と心から感謝できるマラソンが、これからも増えていくといいですね。

それにしても、写真のblue3さん、脚が上がってますよね~。


人との新たな出会い、ふれあいもマラソンの醍醐味でありますね。

写真掲載ありがとう!

けにーさん。見事なショットありがとうございます!それにしてもスタートからゴールまでの一気に読めてしまうこの文才。本当に驚きです。これだけ書いてまだ何かネタがあるんだろうかと思ってしまいますが、引き続きまとめ編も楽しみにしています。
また手袋を皆様に配っていただいて本当に恐れ入ります。思い付きがかえって手間をかけてしまったようで、本当に反省をしているところです。

こちらは問題なし!

お土産は皆さん大変喜ばれていると思いますよ。殆ど、先週の4マイルレースにてお会いできましたし、ウェストチェスター組は近所ですから、全く手間なんてありませんよ。
ネタは確かに切れつつあったりして…。でも思いつきで書いているだけなので尽きることはないみたいです(本人もよくわかっていない)。問題は最近仕事が立て込んでいて時間が十分に確保できないことでしょうか。明日からも1週間出張でしかも真冬の場所なので走る時間も確保できないかもしれません。NYは未だに冬です(土曜だけ何故か暖かくなった)が、もうすぐ来る(だろう)春をひたすら待ち続ける毎日となっています。

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