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走れけに~

Author:走れけに~
まだ若かりし頃、世界を代表する公認会計士を目指して、1990年に単身NYへとやってきたのがつい昨日のことのようです。仕事(会計士)への情熱は在米17年の間にすっかりと醒めてしまい、余生をどうやって楽しく送るかが今の最高関心事であります。そこで出会ったのが、まさにフルマラソンの世界なのであります。誰に褒められる訳でもなく、貶される訳でもなく、怒られる訳でもなく、全て自己完結な世界なのであります。走って何が楽しいのか、とよく聞かれます。兎に角無条件に楽しいのです。楽しいものに理由・説明など必要ないのです。何はともあれ、走れけに~!

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東京マラソンから早1週間。あれだけ盛り上がった大会も1週間も経つと序々に人々は冷静さを取り戻し、日常に戻っていくだろう。ランナーのブログもそろそろネタが尽きてきたかもしれない。だからこそなのだが、敢えて今東京マラソンのレースを振り返ってみたいと思うのだ。
レースは18日日曜。予報では前々から雨の予報。因みに、前後というか東京は毎日暖かく、決して冷たい雨が降るなんて誰も思ってやしなかった。前日になったら、予報は多少変わり、明け方には何とかあがるのではという期待もあった。自分は時差ぼけそして興奮からか、午前3時に一旦目が覚めてしまい外を見ると小雨の感じであった。マラソンでは小雨状態がベストと言われることもある。湿気が程よくあるし、気温も丁度よいのが普通だ。息も上がりにくいので呼吸が楽だ(自分はスローランナーだからなのか、フルマラソンで息が苦しくなったことは一度たりともない。心拍数も全く変わっていないと思う。こんなんじゃ駄目なんだろうけど、糖尿病持ちは心臓に負担がかかりやすいから、こんな感じで一生行くしかないのか?10キロ程度であれば息をハァハァさせて走ることはできるが、フルではその勇気が出ないのだ。まあ、フルでは呼吸が苦しくなったらそのレースは失敗だ、と言われるので、その説を信じているが、こんなんじゃちっとも速くなりやしないのでは、と不安もある。まあ、タイムを意識しなければいいだけだけど…)。さて、ここで一安心してもう一眠り。5時に再起床。雨音が激しくなっていた。そうなのである、外は土砂降り…。まあ覚悟していたから全然気にしていないけど、大雨の中フルマラソンは出たことがないので不安は全くないといったら完全に嘘つきである。寒さ対策だけはしっかりしているので、寒さには不安はないけど、靴とかウェアが濡れたりするのはちょっと辛いのかな?宿泊した弟の家には折りたたみ傘がないという…。せめて、レース前は余り濡れたくないなぁ…。出掛けに壊れた折りたたみ傘を発見したのでそれを拝借できた。大満足。弟の家からは日暮里が最寄り駅。ここは様々な電車が合流するので、ホームに行くと東京マラソンに出場する人が既に大勢待っていた。ランナーに天気なんて関係ないのだ。雨が降ろうと槍が降ろうとレースはある。何でこんな状態でも走るのか、と走らない人からしたら不思議でしょうがないだろう。でもそこにレースがある限り、そこにゴールがある限り走ってしまうのがランナーというもの。自分もその一員になれ、この大雨の中何故かうれしい気持ちになってしまった。電車の中でカップルでだろう若い男女のランナーが仲よさそうにしていた。その隣には浮浪者っぽい(失礼)おじさん。ふとそのおじさんがカップルにいきなり話しかけた、何キロ走るの?カップルは無視するかと思ったらきちんと42.195キロですと答えた。おじさんは凄いな~、とニコニコであった。おじさんの満足そうな笑顔を見て自分は嬉しくなった。だって、NYだったらそんなおじさんが人に話しかけることもないだろうし、また話しかけられても通常無視であろう。でも日本は違う。会話が成立しているのだ。しかもお互いにニコニコ。う~ん、日本は違う。おじさんにも支えられているマラソン。そこに参加できる自分がうれしい。
新宿に到着するとそこからは暫く地下道である。新宿に着くなりそこはランナーで溢れかえっている。トイレをどうするか、それが真っ先に頭に浮かぶ。思わず駅構内のトイレへ。男子用に長蛇の列…。これは幸先悪し。でも列を避けて中に入っている人もいることに気付き、同じく入っていくと予想通り、小の列はゼロでした。その後混雑も予想し、新宿駅構内で皆に合わせて、レース準備。ストレッチングやVAAMを飲んだり、ウェアは大丈夫かなとか、レース前のこの瞬間が大好きである(皆一緒だから)。自分は、大学に入り教育学部なのに学校の先生にもならず、一匹狼な職業の会計士の道を選んだ。会計士に受かっても、国内でやろうと思わず海外での道を選んだ(その当時は海外で活躍する日本人会計士なんて世界でも数えるきり。今でも米国で15年以上いる日本の公認会計士なんて殆どいない…。わざわざ苦労して取得した資格を捨てる人なんていないですよね…)海外に来ても皆数年で日本に帰ってしまう。海外での転職の道も選ばず、給与・待遇の遥かにいい日本に帰ってしまう。自分は皆のルートに意識的に逆らうように反抗するように海外永住の道を今のところ選んでいる。完全にコースを外れているオフコース・アウトロー人生なのだ。後悔はしていない。でも少なくともたまには普通のことがしてみたい。東京マラソンでは3万人のランナーと全く一緒だ。そこには特別待遇もないし、かといってなんらかの差別待遇もない。年齢・性別・人種・人生背景・会社でのポジション・年収…何の差別もなく、一市民ランナーでしかない。自分にはそれがとても心地よい環境なのだ。自分は外れまくっている人生を歩む。でもこの空間では皆と一緒。こんな嬉しいことがあろうか…。
さて混雑する新宿駅の改札を抜け、地下道を行く。ランナーだらけ。皆期待していたんだぁ。こんな雨なのにそんなことお構い無しに皆土砂降りのスタートに向かっていく。応援者、関係者にとっては生憎の天気なんだけど、ランナーにはどうでもいいみたい。参加できることが最大の喜びなのであって、天気なんてどうでもいいのだ。勿論天気に恵まれるに越したことはない。でもこれは仕方ないこと。でも皮肉なことにレース中だけが天気が悪くて、あとは最高の天気だった東京。でも自分の心には雨だからこそ印象がより強く残ったレースとなった気がする。雨だからこそ、応援の人たち、関係者、そしてランナーの一体性がより強まったような気がしてならないのだ。雨でも、ランナーは皆楽しかった。応援する人はさぞかし大変だっただろう。でもランナーはそれでも応援してくれる人たちに十分応えられたと思うし、応援の人たちも物凄くそれに応えてくださった。大雨の中、傘もささずに応援を続けてくださった方々、とても感謝します。寒くても最後のランナーのためにもずっとレースを支えてくださったボランティアの方々にもとても感謝します。このレースの開催までの尋常ならぬ努力をしてくださった関係者にとても感謝します。全ての方々に大感謝です。人は一人では生きていけない。互いに支えあって生きていくものなのです。そんな当たり前かもしれないことに気付かせてくれた雨の中の東京マラソン、それは自分の人生の誇りです。マラソン、それは果てしない夢。でも誰もが達成できる夢。この夢を現実にすることが出来た自分に大感謝です。生きてて良かった…。

P2170260.jpg
皆そそくさと新宿地下道をスタートに向かう。

P2170261.jpg
地下道にて。

P2170262.jpg
スタート前の混雑。

P2170264.jpg
スタートに並んだ。でも大雨の中、40分も待たされた。でも気にしない気にしない。

レース編は更に続く…。
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コメント

みんなで走れば...!

v-276けに~さん、
三万人のランナーは、皆仲間ですね。
沿道の人、ボランティアの人、大会関係者の人も、皆一つのことを共に楽しむ仲間ですね。
けに~さんのブログを読むことで、その仲間の中に入れていただいているようで嬉しいです(勝手な思い...)。

マラソンのレースでは、くれぐれもオフコースされないように...!!

はい、マラソンでは真っ当な道を走り続けたいと思います。ところで、NY郊外はまだまだ冬から抜け切れませんね…。

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