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走れけに~

Author:走れけに~
まだ若かりし頃、世界を代表する公認会計士を目指して、1990年に単身NYへとやってきたのがつい昨日のことのようです。仕事(会計士)への情熱は在米17年の間にすっかりと醒めてしまい、余生をどうやって楽しく送るかが今の最高関心事であります。そこで出会ったのが、まさにフルマラソンの世界なのであります。誰に褒められる訳でもなく、貶される訳でもなく、怒られる訳でもなく、全て自己完結な世界なのであります。走って何が楽しいのか、とよく聞かれます。兎に角無条件に楽しいのです。楽しいものに理由・説明など必要ないのです。何はともあれ、走れけに~!

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新メキシコまであと2日。待ったなしであるが、身体はまだ重いままだ。でも今はこの久しぶりの遠足を子供のように楽しみにしている。明日は飛行機が朝6時5分なので、家を4時に出るつもり。早いけど、早起きだけは得意な自分である。今週末は、どんな出来事が自分を待っているのだろうか…。脚は全く重いし、体重は減少しようとしていない。でも一つだけ節制できたことがある。アルコールである。実に2週間以上の間、一滴たりとも飲んでいない。飲むと同時に食べてしまうので、体重は絶対落ちないし、また夜更かししやすいため早寝早起き型の自分には合っていない。とは思うのだけれど、実際は付き合いで飲みにいってしまう。でもこの2週間は誘いを全て断ってきた。この努力の成果が今週末出ればいいなとは思うけど、そうならなくても別に構わない。でも終わってから美酒を味わいたいし、味わえるように頑張りたいと思う今日この頃なのである。

さて、昨日木曜日はテニスのUSオープンに行ってきた。NYに住んで18年にもなるのに、今まで一度も行ったことがなかった。何を隠そう大学時代は軟派テニスサークルに属していたくらいであるから、テニスへの興味はゼロではないし、TVでテニス観戦をするのは昔から大好きである。USオープンもTVでは毎日かぶりついて見ていたのだけれど、実際に見に行きたいなという気にはならなかった。でも実際にプロの試合を目の前に見ると豪い違いであることがわかった。どんなスポーツでもそうなのだけれど、プロと素人(自分を含めて)とは別世界である。自分の好きなゴルフもそうだ。確かに素人だって、プロと似たような道具を使うことは可能だし、時には間違って(!)300ヤード飛んでしまうこともあるだろう。また、パー3で間違って(!)ホールインワンをしてしまうことも人生のうち一度くらいはあるかもしれない。でもこれは万に一つの確率で起きることにすぎないのであり、毎日やっているのに意外と下手だなぁ、だとか自分だったらもっと飛ぶ、なんというのは全て勘違いである。たまたまに対して、100%の確率に少しでも近づけようと日々努力するのがプロなのだ。昨日のテニスであるプロの動作でも気づいたけど、ミスをしたら、必ず素振りをして基本をもう一度身体に思い起こさせることを何度もしていた(そのプロは最後粘って逆転勝ちを収めていた)。プロでも人間なのだから必ずミスをする。でもそのミスを少しでも減らすことが勝利に近づく唯一の近道なのである。私たちはプロの体型や格好よさやスピード感に注目をしてしまいがちであるのだけれど、実は基本の大切さを一番熟知していることに感心した。プロは基本を大切に思い、素人とは基本を疎かにする人たちである。スポーツから離れるけれど、自分の職業である会計士だって、何か難しい会計・税務問題が発生したら必ず基本に立ち戻る。会計基準や会計の一般原則にである。更には、仕訳に戻るのだ。仕訳を疎かにするものは仕訳に泣かされるのである。会計初心者や事務所のスタッフに仕訳で考えなさいというと、大抵面倒くさそうな、そんな簡単なことなんでやるの、みたいな反応をされることが非常に多い。でも財務諸表とはそんなちっぽけな仕訳一つ一つの積み重ねにすぎない、と教えると皆どきっとする。どんな世界最大級の企業の財務諸表だって、一つ一つの仕訳から成り立っているのである。逆に言うと一つでも仕訳が間違っていたら、その財務諸表は正しく作成されていないことになるんだという当たり前のことを忘れがちである。テニスもしかり、ゴルフもしかり。基本に忠実なスイングが出来ていなければ、あんな格好のいい人間業と思えないタマは打ち出せないのである。どの世界も同じなのだということを改めて思い知った昨日なのである。まあ、スポーツは単純に楽しめばいいだけなのだけど…。
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サロマの後から多少違和感があったのだけれど、右ひざの痛みが深刻である。実は、走り始めて暫くすると痛みがある程度無くなるので、その気になれば走れるのだろうけど(でもフルマラソンの距離で耐えられるかどうかは予測不能)、それは加齢によるひざの関節部分が磨り減っているような気がする。更には、この2-3日で左のハムが痛い。ここは昔Westchesterマラソンで走っている間に攣って倒れこんだ箇所と同じところである(あの時はよかった。倒れてストレッチングをし、数マイル歩いた後、その後もゆっくりと患部を庇いながら走っても4時間ちょっとしかかからなかったあれが自分にとっての走りのピークだったのかもしれない。あのスピードはいずこへ…)。無理すると死ぬまで走り続けるという夢が実現されなくなってしまうだろうから、新メキシコを始めこの秋のフルマラソンは厳しい…。まあ、今晩帰り道に走ってみてどうするか判断するけど。
とはいえ、自分はプロでもなんでもないので、欠場とか格好をつけるつもりは全くなく予定した大会は全部出るけれど。第一、参加料、飛行機代、ホテル代が勿体無いし…(けちのプロです)。てなわけで、痛いのだけれど楽しんでしまおうという何と御気楽なそして緊張感のない自分なのである。大体ダメだったら、オリンピックの野球のように、”たまたま、この日(期間)だけ調子が悪かった”ってほざいていればいいのだから(これを言った某監督は何と無責任なんだろう…)。
イタイイタイ、といいながらも今の自分は11月のNYC以降参加する大会に向けて計画策定中(あくまでも50州達成と月1回ペースに拘っている)。でもどれも欠点があるんだよなぁ…。
12月7日:ラスベガス、NV(Organizationがとても悪いらしい)
1月18日:ロックンロール・アリゾナ、AZ(良さそうだけど高い)
2月1日:マルディグラ、LA(1月の終わりに日本に行こうと企んでいるからその直後のニューオーリンズ遠征は体力的に無理か?)
2月15日:メルセデス、AL(ベンツがスポンサーで魅力的。でも飛行機が高い)
まあ、迷っているうちが楽しい今日この頃なのである。
新メキシコまであと10日。身体・脚の準備は出来ていないけど、心の準備は何故か出来ている。今更、頑張って走りこんだどころで、脚力がつくわけじゃないことはわかっているので(寧ろ走って疲労が溜まってしまう方が心配だ)、自然に任せようと思う。これが本命レースではないのだから、焦る必要は全くない。
夏は暑かったから、早朝の30分ジョグというのが自分の最近の定番だった。出来たら1時間。そして週末はロングランというのがお決まりの練習であった。これが何年と続いていた。以前、書いたように最近は通勤に4-5時間を要し、かつ朝は5時くらいに起きないと走る余裕は全くなかったのだけど、自分はある縛りにかかっていたことに気づいた。最低でも30分あるいは5キロという縛りだ。30分は走らないと効果がないのではないかとずっと思っていた。でも違うのである。少しでもいいから走るべきなのだ。身体を動かすべきなのだ。そう思って、水曜の朝寝坊して6時過ぎに起きてしまった際に、20分限定ランをしてみた。いつもだったら、時間がないからもういいや、とサボっていたのだけど、新メキシコに向けて少しは自覚が出てきたというべきなのだろう。勿論、ただ20分だけジョギングだったら脂肪も燃えにくいだろうし(毎日、おなかの周りがどんどん大きくなっている気がしてならない)、折角なのでRt100(中央公園通りー英語の省略語だとCPA、見事に自分の職業と同じだ!そんなのどうでもいいけど…)をNマート(日本食料品店)方面に走り(なだらかな下り道)、10分後に戻ってきた(当然帰りは上り坂である)。時間は短いけれど、息をはぁはぁさせながら、走るのは気持ちのよいものだ。普段、スピード練習を怠っているから(本当はWTCーWeestchster Track Clubーの水曜練習に参加すればいいのだけれど、今月一杯、車の運転が出来ないので仕方ない…。WTCというとWaseda Tennis Clubでもある。自分は属してはいなかったけど、その当時の彼女が属していたから、今でもWTCというと自分には後者を思い出してしまう。今はいずこ…)、とてもきついのだけれど、何と帰りの上り坂(因みに、Rt100から家に向かうまではかなり急な上り坂で、毎日の難所である)コースの方が早く走れた。いずれは10分でNマートまで行けるようになれればかなりいいような気がする。今回はその100メートル手前ぐらいで戻ってきてしまったから。さて、Nマートといえば、客の少ない日本食料品店なのだが、他の日本食料品店に出没しないような現地の(?)日本人が何故か沢山来ていてとても謎なお店である。品揃えも極めて偏っているし、オーガニック商品しか置いていない。更に、どう考えてもあの棚一杯に置かれた弁当・惣菜や刺身類は1日で売り切れているとは到底思えない。でも弁当に関しては余りにも安いので($3.99とか$4.99で弁当が買えるなんて冗談のようである)、ついつい買って食べたくなる(だから最近太ってきてしまったのだ)。自分が何故、Nマートまで走って戻ってきたいかといえば、あの売れ残った弁当・惣菜や刺身がどうなっているのかをこの目で確かめたいからである(変な人だと思われないように、誰も見ていない早朝のみが狙い目だ!ってどうでもいいのだけど)。絶対、そのまま翌日売り続けていると自分は確信しているのだけど、確認したことがないのだ。でも何時になったら廃棄処分したりしているのかなぁ(一体全体、いつ入れ替えているのだろう…)。間違っても毎日廃棄しているわけないだろうし、かといって1週間も置きっぱなしにされても鮮度に問題がある。最近、ある魚屋さんがお客さんになったこともあり生鮮食料品にはうるさい自分である。だから、他人はどうでも良いことなんだろうけど、ちょっと気になっている今日この頃なのである。
新メキシコマラソンまであと2週間。今週末は天気が非常によく、最近では珍しく土曜と日曜の両方を走ってみた。土曜日は速めの10キロ、日曜は3時間LSDをやってみた。土曜の午前中は講習会に行かねばならなかったので、今までは土曜の朝は走れず、帰ってくる昼過ぎは暑くて走る気にならなかったのだ。怠慢な自分は今までそんな週末を送っていたのだ。平日は平日で、朝7時20分には出かけなくてはいけなかったので余裕を持って早朝ランをするためには朝6時に起きては遅い。また最近は通勤に往復4-5時間かかるので、帰ってきたらバタンキューの毎日だった。それでも1日は24時間あるのだから幾らでも走る時間はあるでしょ、といわれてしまいそうだけど、これがなかなか…。かくして、本来は走りこむべき8月なのに、きっとこのままでは200キロすらもいかないだろうなぁ…。毎日体重は減るどころか、増える一方だし、良いことは何もない。でも来るべきシーズンに備えて、ちょっとでも気合を入れたい、それがこの週末であったといえるだろう。

今後の日程は次のようである。
8月31日:新メキシコマラソン参加(NM州)
9月6日~21日:日本出張(毎日、皇居ラン出来るかな?)
9月28日:NYCM Tune-up (18マイル)
10月4日:上乗祭ハーフ
10月12日:4か5マラソン参加(IL州)
10月26日:マラソン・キックオフ (5マイル)
11月2日:NYCマラソン

本当は9月にも1回フルマラソンに出たかったのだけど(WI州)、日本出張をすることにしたので止めた。無理やり入れればきっと体調を崩したり、ケガや故障をしたりするに決まっているから、無理は一切しないことにした。今回のオリンピックを見たら明らかなように、ケガや故障をしたら元も子もない。レベルは全く違うのだけれど、ケガ・故障をしない人が一番強いのである。自分のような市民ランナーには引退なんかないし、特に自分は死ぬまで走り続けたいのである。ケガ・故障しそうなのは自分が一番わかっているはずなのだ。ギリギリまで自分を追い詰めてまで行う練習は、普通の市民ランナーには必要ないと思う今日この頃なのである。

新メキシコまであと2週間。自分には、レースに出ても入賞だとか、賞金とか全く関係ないけれど、参加して走れることに大変な喜びを覚える。心がワクワクするのだ。そんなささやかな緊張感なのだけれど、これがマラソンを止められない醍醐味なのである。あ~、楽しみだ!
8月31日の新メキシコマラソンまであと3週間となった。特段タイムを狙っているというわけではないのではあるが、そろそろレースモードに入らないと当日は大変なことになってしまうだろう。朝が涼しいことを利用してロングランをすることにした。

コースはいつものように、家から中央公園通り(100号線)、ハーツデール、ブロンクス河公園道北コースを辿り、検尿ダムまで。そのまま折り返すだけだと3時間にしかならないので、ハーツデールからスカースデール周辺を寄り道して帰ってきた。検尿ダムでは、いつものように911のメモリアルに行き、今日も無事走れている、生きていることに感謝する。ここはいつ行っても、心が綺麗になるような気がする。

3時間までは余裕だったが、サロマ以降3時間を超えて走ることはしていないし、平日に余り走りこみが出来ていないためか、それ以降はバテバテ状態で家まで辿り着いた。体重は増え続けているし、走力は落ち続けている。焦りはないわけじゃないけれど、少しずつでもよいから戻していければいいと思う。頑張ろう。

さて、世の中ではオリンピックが始まっている。日本勢は、一部は予想通りだが、苦戦してる選手も多いようだ。日本人って期待を掛けすぎているように思う。選手もその期待が重圧となって本来の力を出せないままに終わってしまうケースが多いように思う。個人的には女子マラソンの野口選手の調子がとても心配だ。オリンピック2連覇というプレッシャーに負けることなく、伸び伸びと普段の力さえ発揮できればダイジョウブなはずなんだけれど、期待が大きすぎて。まあ、静かにこの数日の成り行きを見守ってあげればいいのになぁ…。

自分はプレッシャーには意外と強いほうである。緊張を楽しめるほうである(と自分を仕向けるようにしている)。かつて、あの長嶋は言ったものだ。緊張を楽しめる人は強いと。自分もその名言が何か新しいことに挑戦したり、プレッシャーがかかる場面で常に思い起こす言葉だ。人間は何か壁があるとどうしても逃げたくなる。できたら面倒なことや困難なことは避けられたら避けるに越すことはないと思う。でもそれでは楽しくないし、充実感も得られないだろう。まだまだこれからも人間として成長したいなぁ、と考える日曜の昼下がりなのである。
思いもしていなかったのだけど、日本とは1週間遅れで、TV Japanで”にっぽん夏紀行”が昨日NYでも放送された。これは、ズバリ今年のサロマ湖100キロウルトラマラソンのドキュメンタリーで能登さんという夫婦に焦点をあてた、”二人でゴールへ”というタイトルであった。日本で放送されていたことは知っていたが、まさかNYで放送してもらえるとは思っておらず、平日の朝なのに画面に食い入るように見入ってしまい、涙を流した…。

以下、NHKの番組紹介より。

▽6月、北海道で開かれた「サロマ湖100キロウルトラマラソン」。参加者の3割がリタイアする過酷なレースに挑んだ中高年ランナーたちの一日を追う。

北海道の夏の風物詩「サロマ湖100キロウルトラマラソン」。6月、青く透き通った湖の周りを2800人余りが駆け抜けた。全体の3割がリタイアする過酷なレースだが、選手の7割は40代以上の中高年だ。制限時間は13時間。途中で歩いてしまう人、足がつり倒れ込む人。苦痛にゆがむ顔。なぜ中高年ランナーは果てしない距離に挑むのか? 100キロの完走を目指す一組の夫婦を中心に、ランナーたちの「特別な1日」を追う。

自分は13時間の制限時間をフルに使い切ったから、途中で歩いてしまっている人、脚がつってしまって苦しんでいる人、ストレッチをして必死に復活を図っている人、を全て見てきた。完走できることは、それはそれで素晴らしいことだ。でも完走できなかったひとにもそれぞれの思いは当然あるわけであるし、寧ろ完走できなかった人たちにこそ、サロマへの特別な感情があるような気がしてならないのだ。自分は制限ギリギリだっただけに、完走できなかった人たちの分も含めて完走したつもりだ。今振り返れば、完走率は73%、2800人中実に800人が完走できなかった。自分はたまたま完走できてしまったのだけれども、完走できなかった人たちの無念さと一緒に走ったのである。

さて、番組は素晴らしかった。自分がその舞台にいたことさえ、今となっては夢のようだが、自分は確かに走ったのだ。そこにいたのだ。その非日常的な空間に自分が参加できたことが嬉しくて嬉しくて仕方ないのだ。番組は、夫婦で完走を目指すものであった。全体の70%を占める中高年ランナーがこんな果てしない距離に何故挑もうとするのか、その答えはない。強いて言うならば、そこにゴールがあるからである。これは実際に参加したものにしかわからないと思う。番組では、ある夫婦に焦点を当てた。見事に完走したのだけれど、自分も二人でゴールしてみたい。今は願わない夢に過ぎないけれど、いつの日かこの夢を実現したい、それこそが自分の人生であり、生きる証でもある。自分は夫婦の完走の瞬間、平日早朝なのに号泣してしまった…。サロマって本当に大人のレースだなぁ…。
NYの夏は短い。昼間はまだ暑い日々が続くだろうけど、朝晩は結構涼しい非常に快適な気候だ。

8月に入って初めての週末。土曜日の突然の豪雨はトンでもないほどだった。雷が落ちたわけではないが隣の家の木が突然倒れ、道を遮断した。たまたまギリギリでうちには全く影響は無かったが(木が丁度隣家の目の前の道の電線を薙ぎ倒したのみで、何故かうちは停電も無かったし、車も普通に出せた)、木の倒れる向きがうちを向いていたら、間違いなくうちの家は倒壊していたと思われる。

今日日曜は快晴。朝から2時間ランを計画していた。実は、暫く右ひざの調子が思わしくなく(歩くとき、時々痛くなる)、走るのをストップしていたのだが、昨日辺りから痛みが余り出なくなってきたので、ゆっくりと2時間ぐらい試してみようと思ったのだ。31日には新メキシコ・マラソンを控えているので、いくらタイムは気にしないとはいえ、取りあえずの目標として4時間以内では走るようにはしておきたい。目標が全くないと人間はとことん怠慢になる動物である。だから達成できなくても目標だけは明示化しておくのがコツだ。

走り始めても取りあえずひざの調子は良かった。暫く走っていないこともあって、脚も非常に軽い。スピードを上げてみても呼吸もあがらない。2時間の予定を変更して、検尿ダムまでの往復をすることにした。ブロンクス河公園道は木陰の部分が多く、とても涼しかった(風が吹けば寧ろ寒さを時折感じるほど)。汗の量も大したことなく、スピードにも乗って、あっという間に検尿ダムに着いてしまった。

帰り際、アメリカ人の親子がいて自転車の練習をしていた。とても小さな女の子で、自転車の操作も怪しいものだった。お父さんが後ろを支えていたのだが、自分が横を通りすぎようとしたとき(歩道の端っこで見守った)、お父さんは手を離し、子供は歩道一杯に自転車をふらつかせながらも、お父さんの助けなしに一人で自転車を漕ぎ続けるようになった。そう、自転車に一人で乗れるようになったのである。その瞬間、お父さんと目が会ったが、とても嬉しそうだった。自分もつられてとても嬉しい気持ちになった。

ブロンクス河公園道の北コースは帰りの方がどちらかというと下り基調になっているためか楽に感じる。ハーツデール駅を過ぎて100号線(中央公園通り)まで出ればあと1マイルちょっとで家まで着く。ところがここからが大変なのである。家までずっとなだらかな上りなのだ(その上り方はNYCの女王様区橋に良く似ている)。多少重くなってきた脚を何とか前に踏み出し、最後まで走り続けた。人間はその気になりさえすれば、出来るものなのである。それを実感した今日の早朝ランであったのである。

普段2時間半以上も走れば汗だくだくで嫌になってしまうものだが、最後まで大した疲労感も無く、練習を終えることができた。8月と言えば日本は猛暑日が続くものだが、NYの夏は短い。昼間は暑くなっても日差しが真夏のそれとはちょっと異なってきたような気がする。ちょっと気が早いかもしれないけど、早くも短い夏の終わりを肌で感じてしまった今日この頃なのである(”あっちー”と感じた瞬間は一時もなかった。1-2ヶ月前の華氏100度近い最悪の気温、そして蒸し暑い日々が嘘のようだ)。

もう1週間が経ってしまったけども、振り返ることにした。走るのをサボっていたらいつの間にか1週間が経っていた。体重ばかりがどんどんと増えてしまい、肝心の走行距離は一向に増えない。体重が1キロ減るとフルマラソンで3分速くなるという言い伝えは本当である。実際、体重が全盛期に比べたら10キロ以上増えているので、フルマラソンではサブ4を切るのがとても困難な状況である。ハーフでも今や2時間を切るのは難しいだろうなぁと思っていた。実際とてもキツイレースとなった…。

Nike主催のNYCハーフマラソンは7月27日(日曜)に行われた。夏はレースが余り無い。2009年のNYCマラソンのGuaranteeエントリーの9回を満たす為に今から回数稼ぎをしておかないと間に合わないかもしれない。そして暑い夏に極端に弱い自分である。しかしながら、6月22日のサロマ湖100キロ以来、鈍りに鈍りきってしまった身体、脚に活を入れるために出場を決意した。

レースは、いつものセントラルパークを1周した後、ミッドタウンに飛び出し(この瞬間は全身に鳥肌が立つほどに感動ものである)、タイムズスクウェアを通り(ここがレースの唯一のハイライトである)、ウェストエンド(何もない)からグラウンドゼロ(悲しい思い出)の近くのバッテリーパークがゴールである。今や1万人を超える夏の大人気レースになってしまったが、Nikeには是非コースの変更を検討して欲しいと思う。タイムズスクウェアを通るのは大英断であることは間違いないが、ハイライトが短すぎだ。セントラルパーク1周ちょいの7マイルは普段のレースの延長に過ぎないし(正直、飽きたと思う人が大半ではないのか)、9マイル過ぎからのマンハッタンの西側のルートはフラットでとても走りやすいことは認めるけど、観衆も少なくてちょっと寂しい。勿論、5番街を走らせてくれ!とは言わないけど、もうちょっとマンハッタンの中心部を走れないものかなぁ…。それとも、レースの値段を下げて欲しいなぁ。NYCマラソンには日本から何百人というランナーがNYCを訪れるけど、今回のハーフマラソンでも某旅行代理店を通じたツアーでは日本からわざわざ、3人も来られたそうだ。その方たちがNYCを楽しんでくれたらよかったんだけど、折角海外からランナーを呼ぶようなレースにするのであれば、その期待にこたえるようなレースになればいいなと思う。

さて、今回のレースのタイム目標は2時間を切ることだった。数年前に1時間40分を切って以来、下降気味の自分だし、最近は1時間50分すらも切れていない。今の実力では2時間も危ないと正直思っていた。ラップを公開するのは恥ずかしいが、以下の通りである。

1. 7.47.39 (7.47)
2. 7.49.79 (15.37)
3. 8.17.75 (23.54)
4. 8.35.68 (32.30)
5. 9.27.20 (41.57)
6. 9.51.95 (51.49)
7. 9.34.41 (1.01.24)
8. 9.47.00 (1.11.11)
9. 10.19.93 (1.21.31)
10. 9.32.45 (1.31.03)
11. 9.00.54 (1.40.04)
12. 8.52.01 (1.48.56)
13. 9.01.18 (1.57.57)
+0.1. 1.00.86 (1.58.58)

反省としては、蒸し暑いのに始めが速過ぎである。半ばは歩きそうなスピードになってしまい、どんどん抜かされた。10マイルくらいから漸く反省気分になり、最後の3マイルはごぼう抜きであった(全然速くないのだが)。最後ちょっとでも粘れたのが唯一の収穫か。最後粘れたのは、唯一2時間を超えたくない、という気力と執念だけであった。9マイルでのペースで行ったら明らかに2時間を超えるペースだったから、流石に拙いと思ったからだ。次に繋げるレース運びをしなければ何の為に今まで走ってきたのかわからないではないか…。

100キロを1ヶ月前に走ったので、ハーフは短く感じると言われていたが、結果的にはYESでありNOでもあったと感じた。長いとは思わなかったけど、決して短くは無かったようだ。100キロ、フル、ハーフ、10キロ、5キロ、…。距離が異なると、スピードも全然異なってくる。でもキツサという点では、どれもそれなりにキツイ!正直、100キロの方が楽だったくらいである。翌日から2日間、激しい筋肉痛が弱体化した自分の肉体を襲った…。

フィニッシュしたら、ボランティアをしている人の中に暫くご無沙汰をしている女性を見つけた。昔の職場で秘書をされていて、その後クライアント先の秘書になられた女性である。過去に何回かレースで見かけていたのだが、声を掛けられないままになっていた。今回、実に7年ぶりぐらいでほんの少しであるが話が出来た。自分の方から声を掛けたら向こうもすぐにわかってくれた。その女性はもうかなりお年を取られているが(失礼)、実に健康である。ランニングもずっと楽しまれているとのこと。自分は、今日は遅かったし結構疲れました、と言ったら、タイムなんか関係ないわよ、走ったら楽しいし気持ちいいでしょ、と答えた。ランニングの原点をすっかり忘れて実に恥ずかしくなった今日この頃である…。




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