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走れけに~

Author:走れけに~
まだ若かりし頃、世界を代表する公認会計士を目指して、1990年に単身NYへとやってきたのがつい昨日のことのようです。仕事(会計士)への情熱は在米17年の間にすっかりと醒めてしまい、余生をどうやって楽しく送るかが今の最高関心事であります。そこで出会ったのが、まさにフルマラソンの世界なのであります。誰に褒められる訳でもなく、貶される訳でもなく、怒られる訳でもなく、全て自己完結な世界なのであります。走って何が楽しいのか、とよく聞かれます。兎に角無条件に楽しいのです。楽しいものに理由・説明など必要ないのです。何はともあれ、走れけに~!

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サロマの後から多少違和感があったのだけれど、右ひざの痛みが深刻である。実は、走り始めて暫くすると痛みがある程度無くなるので、その気になれば走れるのだろうけど(でもフルマラソンの距離で耐えられるかどうかは予測不能)、それは加齢によるひざの関節部分が磨り減っているような気がする。更には、この2-3日で左のハムが痛い。ここは昔Westchesterマラソンで走っている間に攣って倒れこんだ箇所と同じところである(あの時はよかった。倒れてストレッチングをし、数マイル歩いた後、その後もゆっくりと患部を庇いながら走っても4時間ちょっとしかかからなかったあれが自分にとっての走りのピークだったのかもしれない。あのスピードはいずこへ…)。無理すると死ぬまで走り続けるという夢が実現されなくなってしまうだろうから、新メキシコを始めこの秋のフルマラソンは厳しい…。まあ、今晩帰り道に走ってみてどうするか判断するけど。
とはいえ、自分はプロでもなんでもないので、欠場とか格好をつけるつもりは全くなく予定した大会は全部出るけれど。第一、参加料、飛行機代、ホテル代が勿体無いし…(けちのプロです)。てなわけで、痛いのだけれど楽しんでしまおうという何と御気楽なそして緊張感のない自分なのである。大体ダメだったら、オリンピックの野球のように、”たまたま、この日(期間)だけ調子が悪かった”ってほざいていればいいのだから(これを言った某監督は何と無責任なんだろう…)。
イタイイタイ、といいながらも今の自分は11月のNYC以降参加する大会に向けて計画策定中(あくまでも50州達成と月1回ペースに拘っている)。でもどれも欠点があるんだよなぁ…。
12月7日:ラスベガス、NV(Organizationがとても悪いらしい)
1月18日:ロックンロール・アリゾナ、AZ(良さそうだけど高い)
2月1日:マルディグラ、LA(1月の終わりに日本に行こうと企んでいるからその直後のニューオーリンズ遠征は体力的に無理か?)
2月15日:メルセデス、AL(ベンツがスポンサーで魅力的。でも飛行機が高い)
まあ、迷っているうちが楽しい今日この頃なのである。
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NYの夏は短い。昼間はまだ暑い日々が続くだろうけど、朝晩は結構涼しい非常に快適な気候だ。

8月に入って初めての週末。土曜日の突然の豪雨はトンでもないほどだった。雷が落ちたわけではないが隣の家の木が突然倒れ、道を遮断した。たまたまギリギリでうちには全く影響は無かったが(木が丁度隣家の目の前の道の電線を薙ぎ倒したのみで、何故かうちは停電も無かったし、車も普通に出せた)、木の倒れる向きがうちを向いていたら、間違いなくうちの家は倒壊していたと思われる。

今日日曜は快晴。朝から2時間ランを計画していた。実は、暫く右ひざの調子が思わしくなく(歩くとき、時々痛くなる)、走るのをストップしていたのだが、昨日辺りから痛みが余り出なくなってきたので、ゆっくりと2時間ぐらい試してみようと思ったのだ。31日には新メキシコ・マラソンを控えているので、いくらタイムは気にしないとはいえ、取りあえずの目標として4時間以内では走るようにはしておきたい。目標が全くないと人間はとことん怠慢になる動物である。だから達成できなくても目標だけは明示化しておくのがコツだ。

走り始めても取りあえずひざの調子は良かった。暫く走っていないこともあって、脚も非常に軽い。スピードを上げてみても呼吸もあがらない。2時間の予定を変更して、検尿ダムまでの往復をすることにした。ブロンクス河公園道は木陰の部分が多く、とても涼しかった(風が吹けば寧ろ寒さを時折感じるほど)。汗の量も大したことなく、スピードにも乗って、あっという間に検尿ダムに着いてしまった。

帰り際、アメリカ人の親子がいて自転車の練習をしていた。とても小さな女の子で、自転車の操作も怪しいものだった。お父さんが後ろを支えていたのだが、自分が横を通りすぎようとしたとき(歩道の端っこで見守った)、お父さんは手を離し、子供は歩道一杯に自転車をふらつかせながらも、お父さんの助けなしに一人で自転車を漕ぎ続けるようになった。そう、自転車に一人で乗れるようになったのである。その瞬間、お父さんと目が会ったが、とても嬉しそうだった。自分もつられてとても嬉しい気持ちになった。

ブロンクス河公園道の北コースは帰りの方がどちらかというと下り基調になっているためか楽に感じる。ハーツデール駅を過ぎて100号線(中央公園通り)まで出ればあと1マイルちょっとで家まで着く。ところがここからが大変なのである。家までずっとなだらかな上りなのだ(その上り方はNYCの女王様区橋に良く似ている)。多少重くなってきた脚を何とか前に踏み出し、最後まで走り続けた。人間はその気になりさえすれば、出来るものなのである。それを実感した今日の早朝ランであったのである。

普段2時間半以上も走れば汗だくだくで嫌になってしまうものだが、最後まで大した疲労感も無く、練習を終えることができた。8月と言えば日本は猛暑日が続くものだが、NYの夏は短い。昼間は暑くなっても日差しが真夏のそれとはちょっと異なってきたような気がする。ちょっと気が早いかもしれないけど、早くも短い夏の終わりを肌で感じてしまった今日この頃なのである(”あっちー”と感じた瞬間は一時もなかった。1-2ヶ月前の華氏100度近い最悪の気温、そして蒸し暑い日々が嘘のようだ)。

最近食べすぎなのか、明らかに体重が増えている。朝は相変わらずご飯小盛に納豆だけだし、昼はサラダ中心。夜は普通に食べているけれど以前のような人の3倍とか5倍食べるような食欲があるわけでもない。ランニングするにしても体が重いので、速く走れないし、ゆっくりと長い距離を走るばっかりだ(これって意外と楽です)。とはいえ、先日日曜日の日本走レース以来、脚が悲鳴をあげていたので(その前の5時間走と6時間走が完全に効いてる)、完全休養を3日も自分に与え、脚を休ませていた。4日走らないとさすがに拙いだろうと重い、今朝は30分だけど普通ペースでのジョギングを久々に行った。体が重いから、30分でもきついかなと思いきや、意外にもあっさりと走れた(いつも決まったコースなので比較が出来るのだけど、普段よりも寧ろ速く帰ってこれたほどだ)。もしかして、いい感じで仕上がり始めてるということ?という勘違いをしておこうと思った今日この頃である。
さて、未だにサロマ湖当日のウェアが決められない。勿論、天候が暑かったり寒かったり、その日に近づかないとわからないだろうから(その当日ですら天候が目まぐるしく変わることも考慮しておかないと)、焦って決める必要はないんだけど。マラソンを始めた当初は袖の付いたTシャツの袖部分が走っていて邪魔になるのが嫌で袖なしの格好が普通だった。今では何故か、袖が全く気にならなくなって、更には肩が冷えるのが嫌で、袖付きが当たり前になった。人間の趣向なんて時とともに変わるものですね…。今は例え暑くても平気で長袖で走るのも時々する。サロマ湖のような後半寒くなる(オホーツク海からの風が結構きついということもある)らしいので、夏でも長袖かな?これだと日焼けもかなり防止できるし。下も悩んでいる。CW-Xを着るということは決めているけど、問題は長さ。最近は、ふくらはぎが張ることも多くて長い距離だとちょっと心配なので、長いのにしようかなというのが今の計画。暑くなっちゃうかな?頭はどうしよう。帽子は汗が垂れてくるのが嫌なので、多分Buffかな。それに、日焼け防止のためにタオルをすることも忘れないようにしないとね。こんなとき、日本の手ぬぐいが活躍する。ああいった手ごろな長さはアメリカにはないからね。しかも日本の○×商店って書いてあるようなちょっとチンケなものが軽くていいのだ。…なんてことを毎日考えている自分が楽しい。
さて、昨日は今年のNYCマラソンの抽選発表日だった。自分は毎年9回のミニレースを走っているから(09年度からは更に1回のボランティアが必要)、有難い事にGuaranteed Entryが出来ているけど、そうでない人はLotteryになってしまうので、当選するかどうかは秋のレースプランにも大きく影響するので悲喜こもごもだったと思う。残念ながら、Lotteryで申し込んだ人で当選した人を知らないというくらい、周りは皆落選している。今年は競争率は何倍だったのだろう。確かに、NYCマラソンは世界で一番の大会だと思うし、特に自分にとっては特別な大会である。自分の命がある限りは、毎年出たいと思える大会である。同時に、いつ終わるかわからない人生を考えれば、毎年毎年を大切に出たいとも思う。いつもこれが最後かもしれないというある一種の覚悟を決めて出ているというのも事実なのだ。今年は、ランニング以外で色んなことも起きているし、この先どうなるかわからないことを考えれば(日本に強制送還されるリスクも抱えることになっちゃったし)、必然的に1回1回を大切に思いっきり楽しみたいものだと思う。
今週から転職して新たな気持ちで仕事に取り組んでいる。何とあろうことか、初日からいきなり仕事を渡されるは(当たり前か)、スタッフィング・ミーティングに出させられて7時まで(これでも自分にとっては長時間労働!)働いてしまった。でも会計事務所はとっても気楽だ。転職といっても、もといた職場に戻ってきただけだから、長い休暇だったんでしょ、と皆歓迎してくれた。1日で慣れてしまった。何せ、部屋は同じところ、電話の内線番号はそのまま(自分が抜けていた期間もそのままにしていたらしく、その間何とクライアントからの質問メッセージが残っていた…)、メールアドレスも同じなのである。誰に命令されるわけでもない、日本の子会社でも何でもない現地の日本人で設立した会計事務所だから日本との連絡とかコミュニケーションというややこしいこともない、時間や営業といったプレッシャーもない、何の気遣いもないのだ。何でこんな良いところを辞めていたのかわからないけど、辞めて外の世界を知って初めて、内の良いところがわかるのである。(そういう偉そうな事を言っているが、外の一般事業会社で働いたのは2度目であった。懲りない人間である…)
さて、昨日はTVジャパンで”トップセールス”の最終回をみた。ドラマに齧り付くような自分ではないのだが、これは毎週の最大の楽しみであった。ドラマの内容とかはウェブもあるし、恐らくは多くの人が見ただろうからここでは特に触れないけど、仕事にだらけている自分にカツを入れてくれた。働くこと、そして生きることの素晴らしさを教えてくれたような気がする。夏川結衣さんが主演(ドラマでは槙野久子の役)だったけど、それ以外のキャスティングも最高だった。そこらのチャラチャラしたドラマとは比べ物にならなかった。主演の夏川さんを見ていると、一つ思い出すことがある。大学の時の彼女に顔が凄く似ているのだ…。公認会計士という仕事の存在を教えてくれたのは彼女であった。彼女の父親は有名な税理士。英文科に在籍していた自分に国際的に活躍する会計士を目指せ、というアドバイスが今の自分を創ってくれた。自分が会計士に受かると、その彼女は税理士の勉強をし無事合格。今はどこで働いているかはわからないけど、槙野久子のようにきっと活躍しているんだと信じている。
次に続くドラマは、何と”監査法人”。公認会計士の仕事のイメージは世の中の人たちは恐らくよくわからないのだろうから、アピールする絶好のチャンスである。公認会計士そのものがドラマ化される時がくるとは…。感慨ひとしお。
アメリカにいるのに、TVジャパンばかり見ている自分であるが(アメリカのTV番組は本当につまらないのである。アメリカの番組は、ニュースやスポーツ番組しか見ない毎日である)、今朝再放送で(毎日5時に起きているので暇なのだ)、”きよしとこの夜”(意外と面白い)に増田明美さんが出ていた。彼女は女子マラソンの一時代を気づいた大功労者だし、話がとても上手い。自分がびっくりしたのは、彼女は100メートル走のタイムは13.1秒(これだったら中学時代、100メートルの”補欠”選手だった過去の自分と変わらないくらいかな…)なのだそうだが、スピード練習で100メートルインターバルを100本(!)やっていた際、最後の100本目まで13-14秒のペースを維持出来ていたそうだ。トップ選手は矢張り凄すぎる…。
そんなわけで、たまにはTVの話でもしたくなった今日この頃なのである。
今日で5月も終わる。そしてサロマ湖100キロまであと3週間だ。5月はあっという間だった。退職に始まり、裁判、無職、とランニング以外のことで一杯だった。裁判が終わるまでは肉体的にも精神的にもとてもじゃないけど走る気にはなれなかったのは事実だ。起きたことはくよくよしちゃいけない。前を見て進みたい。
裁判の後はずっと休みだった(だって無職…)。少しずつでも遅れを取り戻すことも出来ただろう。でも、ウルトラ用のトレーニングはどうやら毎日5キロや10キロを走るよりも週1でもよいから超ロング走が効果大らしく、5時間走、6時間走を1回ずつこなし、あとはちょぼちょぼだけ走った。こんないい季節に風邪を拗らせて2-3日休んだ日もあった。これも6時間走ったことで治った(不思議だ!)。来週からは新たな転職先で働きだす。どうなるかわからないけど、以前よりは時間的なプレッシャーは少なくなることを願っている。そして、ランニング中心の生活を取り戻したいと思う。
6月には、明日の1日に日本走(4マイル)、22日にはいよいよサロマ湖100キロだ。最低限のロング走を漸くこなせたので、今では不安・心配よりは楽しみ・嬉しさの方が勝っている。サロマ湖のパンプレット曰く、”自分のために走りだし、誰かのためにゴールする”。ウルトラは自分にとってはとても大きな、そして高い壁だ。でもこれを乗り越えてみたい。少しでも応援してくれる人のためにもゴールして喜びを分かち合いたいと思う。ゴールするとそこには何があるのだろう。考えるだけでもワクワクする。人生観が変るとまで言わないけど(もう、今回の裁判沙汰で自分の人生観は十分変りました…)、自分が成長できる何かの切欠になるのかもしれないし、そうなりたく思う。あと3週間。待ちきれない…。

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